駐イラン日本代理大使とイラン大統領補佐官が会談
7月 10, 2023 17:39 Asia/Tokyo
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サキーネ・サーダートパード補佐官と在イラン日本大使館の村上代理大使
駐イラン日本代理大使が、イラン大統領補佐官と会談し意見を交わしました。
在イラン日本大使館の村上代理大使は9日日曜、イラン大統領補佐官室を訪問し、サキーネ・サーダートパード補佐官と人権問題などについて会談しました。
イルナー通信によりますと、今回の会談は、社会における権利と自由の追求をテーマとしたもので、日本側からは外交官数名、イラン側からは大統領補佐官数名が出席しました。
会談で双方は、細菌兵器、化学兵器、核兵器などのあらゆる大量破壊兵器の使用禁止を強調することで意見が一致したということです。
サーダートパード補佐官は、核兵器や化学兵器による攻撃は単なる過去の出来事ではなく、長期にわたり身心へ影響を与えることを強調しながら、「医薬品制裁は明らかに、イランの持つ権利を害する不公正な行いであるが、これは化学兵器攻撃により後遺症を負った人々の治療にも支障を生じさせて苦しめる、二重の犯罪でもある」と指摘しました。
一方の村上代理大使は、補佐官の指摘を認めて、「人類のこのような悲劇の繰り返しを終わらせるために、努力や協力を強化していく」と強調しました。
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