イラン中部エスファハーン市にあるアリーゴリーアーガー浴場の歴史は、サファヴィー朝時代に遡ります。
過去の時代において、イランでは浴場が個人的な衛生・洗浄の場所であることに加えて、公開集会や知人との会合の場であったとともに花嫁選び、さらには埋葬の儀式と死者の洗浄の場所でもありました。
この浴場の壁に敷き詰められた化粧タイルのデザインは、花や唐草模様など、イラン古来のものです。
ちなみに、アリーゴリーアーガー浴場は複合施設群の一部であり、モスクや4つの伝統的な市場・バーザール、隊商宿などを含んでいます。
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