イラン外相がロシア外相に強調、「両国関係を毀損する行動を控えるべき」
(last modified Wed, 19 Jul 2023 09:22:09 GMT )
7月 19, 2023 18:22 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とロシアのラブロフ外相
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とロシアのラブロフ外相

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相がロシアのラブロフ外相との電話会談において、「我が国の独立、主権、領土保全には、協議するような余地は全くない」と強調しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相とラブロフ外相は、二国関係・地域関係や、各国の領土保全尊重の必要性について意見を交わしました。

 

ラブロフ外相は、GCCペルシャ湾岸協力会議との第6回戦略協議の最終声明でロシアがイラン領土の3島をめぐり示した態度に不快感を表明したアミールアブドッラーヒヤーン外相に、「我が国は、イランの主権と領土保全についていかなる疑問を差し挟むことも許さない。また、それらを完全に尊重しており、今後も尊重していく」としました。 

 

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、この共同声明に盛り込まれたイラン領土の3島に関する内容が驚くものであったとしながら、3島のイラン帰属が歴史的なものであり今後も変わることなくイラン領土であり続けると指摘し、「我が国の独立、主権、領土保全には、協議するような余地は全くない」と強調しました。

 

続けて、イランとロシアの関係は強固な基盤を持つものだとし、「両国の深い関係を損なうような行為はすべきではない」と述べました。

 

イルナー通信によりますと、両外相はまた、二国の関係が拡大しつつあり、それぞれの大統領もさらなる関係拡大の意志を持っているとして、互いの友好関係を尊重、維持、強化する必要性を強調しました。

 

両外相はさらに、編集の最終段階に入っているイランとロシアの間の戦略的協定文書についても話し合いました。

 


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