最高指導者の大学生との会談における表明
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、2日土曜夕方、数千人の大学生や学生団体の代表者らと会談し、学生の問題や関心事、政治・経済問題、その他、最近のさまざまな問題について語りました。
アミーンザーデ解説員
この会談で行った表明を通して、ハーメネイー師は主に、コーランに親しむことと信仰という2つの重要な要素を強調しました。ハーメネイー師は、覇権主義陣営に対するイラン国民の不可避で運命的な闘争に触れ、「この闘争の起点は、イラン国民が、発展と独立を決意したことにあった。それは、世界を支配する大国の利益に反するものだった」と述べました。
ハーメネイー師の表明は、1979年のイスラム革命勝利当初から現在まで続けられてきた、敵の陰謀と圧力に対する抵抗の、重要な側面のうちのひとつに触れたものです。ハーメネイー師は、今日、敵の陰謀は複雑さを増し、穏やかな戦争に入っていると強調しています。
明らかに、イラン国民が、敵の支配や拡張主義に抵抗する限り、この闘争は存在し続けます。ハーメネイー師によれば、この闘争が終わるのは、イスラム共和制が大きな力を手にし、相手側が攻撃する勇気を持たなくなるか、イスラム共和制が本来のアイデンティティを失い、形骸化したときのいずれかの場合のみです。ハーメネイー師は、この闘争を終わらせるために、第一の道である、イラン国民の望む完全な力の獲得を強調し、「とはいえ、今日、アメリカの政策は、イランの体制責任者を、よい人間と悪い人間に分けることを必要としているかもしれないが、アメリカが力を見出せば、彼らの言うよい体制責任者も、悪い人間になるだろう」と語りました。
明らかに、このような幅広い範囲の闘争には、強い信仰心と力が必要です。とはいえ、それに関しては大きな問題が存在し、その裾野は、経済問題から軍事的な脅威にまで広がっています。そのため、この抵抗の第一の条件は、防衛力と経済的な基盤を強化することです。これらすべての分野において、若者たち、特に大学生は、イスラム共和制の大きな財産、そして力と抵抗の支えと見なされます。このことから、ハーメネイー師は、「洞察力がなければ、大学生は、友人と敵を見分けたり、地域・国際問題を分析する上で、誤りをおかす可能性がある」と強調しました。
ハーメネイー師は、大学生に対し、敵のメディアに警戒するよう呼びかけ、「敵は莫大な費用をかけ、イスラム体制に対して、大規模で複雑なメディア戦を仕掛けている。その主な目的は、国民や若者の間に失望を広げるため、イスラム体制の長所を覆い隠し、一部の短所を誇張することにある」と語りました。
この問題に関するハーメネイー師の表明は、イラン国民が過去に西側から学んだ苦い教訓に集中しています。この中で、ハーメネイー師は、西側、特にアメリカによるイランに対する敵対の例として、パフラヴィー政権の独裁の強要、1953年のクーデターによる民主政府の転覆、制裁、反革命グループへの支援、戦争の強要とイラクのサッダーム政権への支援、旅客機の撃墜、核合意における妨害などを指摘しました。
これらすべての事実に注目し、ハーメネイー師は、「イスラム体制のアイデンティティこそが、敵がイラン国民に対抗する主な目的である。それゆえ、そのような敵に対しては、賢明にしかるべき措置をもって対処すべきだ」と強調しました。
この会談でのハーメネイー師による見解や勧告は、実際、イラン国民に対する敵の陰謀への警告であり、特に武器によらない敵の戦争に対処する上で、賢明さを保つことを強調したものとなっています。