イラン外務省報道官「イラン・米国間合意の履行期間は2カ月」
8月 21, 2023 20:53 Asia/Tokyo
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イラン外務省のキャンアーニー報道官
イラン外務省のキャンアーニー報道官は、イランと米国の間で交わされた囚人交換およびイラン凍結資産の解除をめぐる合意の履行期間は2カ月だとしました。
キャンアーニー報道官は21日月曜の記者会見で、イラン・米国間の合意の進捗状況について、「関係者により決められた合意履行期間は、最大2カ月となっている」と述べました。
国際通信イランプレスによりますと、キャンアーニー報道官は「決められた期限内にイラン資産の凍結解除がなされると前向きに見ている。我々の把握している限りでは、合意履行が進んでいる」と述べました。
在外イラン資産の凍結解除についてキャンアーニー報道官は、「イランは国民の権利について妥協したことはなく、これからもない。今後ともこの姿勢を続けていく」と語りました。
一方、きょう21日が「世界モスクの日」にあたることについて、「今日はシオニスト政権イスラエルが(聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの)アクサーモスクに放火したことを思い起こすべき日であり、イランの提案によりこの日が世界モスクの日と制定された。イスラム世界は、モスクに対するいかなる攻撃も容認しない」と語りました。
また、スウェーデンやデンマークで相次いだ反イスラム的行動や聖典コーランへの侮辱行為についても、「イランは、スウェーデンで起きたこの侮辱行為とスウェーデン政府が対策をとらなかったことに抗議し、同国の新任イラン大使を承認しなかった。そのため同国公使がイラン外務省に呼び出された」と述べました。
その上で、「コーランは最も論理的な言葉であり、表現の自由を理由に侮辱することは許されない」としました。
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