8月 26, 2023 20:37 Asia/Tokyo
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ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成される新興国グループ・BRICSは24日木曜、イランを含めた6か国の新規加入を承認しました。

イランのライースィー大統領は24日、BRICS第15回首脳会議に合わせて開かれた拡大会合において演説を行い、「我が国は、米ドル排除に向けて行われている、BRICS諸国間の経済関係、各国通貨の利用、銀行間送金や金融システム拡大アプローチの強化を支持する」と述べました。

ベラルーシのルカシェンコ大統領もこの会合の演説において、BRICS拡大は西側の覇権終焉を間近にさせているとしながら、「これは、世界を多極化へと進める強力な一歩であることから、西側メデ ィアだけでなく西側諸国の政治家たちも不機嫌にした」としました。

続けて、「物事が順調に進めば、ドルに取って換わる別の通貨が出てくる。これは、米国を筆頭とする西側がなによりも懸念していることだ」としました。

ロシアのラブロフ外相は、首脳会議の傍らで「BRICSは、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、アルゼンチン、エチオピアの新規加入によって、さらにその可能性が高まるだろう」と指摘しました。

一方、EU報道官は同日、イランを含めた6か国のBRICS新規加入に反応を示し、「EUは今回の出来事に注目している」と述べました。

イランに駐在する中国の常華大使は、今回の会議およびイランのBRICS新規加入に関連してイルナー通信に寄せたコラムで、新たな加入諸国とのこの先の協力について明るい見通しを示し、「BRICS諸国は、国際的な構造に変化を加えて形作っていく、重要な勢力となりつつある。また、6か国の新たなBRICS加入は、世界の平和や発展に向けた動きをより強いものにするだろう」としました。

 


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