イラン大統領、「国連の決定は超大国に影響されてはならない」
9月 18, 2023 17:07 Asia/Tokyo
イランのライースィー大統領が、国連総会への出発を前に、「国連の決定は超大国に影響されてはならない」」と語りました。
ライースィー大統領は、米ニューヨークの国連本部で開催される第78回国連総会に参加するため、18日月曜未明に政治代表団を率いてテヘランからニューヨークに向け出発しました。
ライースィー大統領は、「イランは国連加盟国の1つとして、常にこの国際組織に対し、世界における安全と平和、正義、発展に決定的な役割を果たすよう期待している」と述べています。
また、「世界で正義が必要とするものを形作るために、国連の決定は、一切の差別や不公正から離れるべきであり、また、超大国の影響を受けてはならない」としました。
さらに、各国や地域・地域外組織や国際機関との協力をイランの政策の骨子の1つだとし、「国連および国連総会はイランの見解を述べるのにふさわしい位置づけにある」と語っています。
加えて、「我が国が考える世界は、貧困や大量殺戮・核兵器、不公正や差別がなく、人間の尊厳が注目され、現存の多大な可能性が天災や覇権主義的政策による被害の阻止のために使われるようなものである」と述べています。
最後に、「敵は自らのメディアの力を使って、世界にイランの立場や声が伝わらないようにしている」とし、「今回のニューヨーク訪問のもう1つの目的は、我が国との関係拡大のために国連総会に参加する国の首脳らと会談することだ」としました。