イラン外相、「新たな対イスラエル戦線形成の可能性がある」
-
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「国連にある限られた機会を活かさなければ、シオニスト政権イスラエルに対して新たな戦線が開かれる可能性は避けられない」と語りました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は16日月曜夜、あるテレビインタビューで、パレスチナ・ガザ地区及びイスラエル占領地の最新情勢に関して、「戦争犯罪が停止されなければ、新たな戦線が形成されることになるだろう」と述べています。
また、「イランはこの戦争に介入すると思われるか?」との質疑に答え、「あらゆる可能性が考えられる。いずれの国や勢力も、この状況が続くことに無関心ではいられない」と強調しました。
そして、「今月7日にイスラエルというイカサマ政権は崩落した」とし、「ネタニヤフ・イスラエル首相は自らの弱さゆえに、戦火を民家にまで広げた」と語りました。
さらに、「抵抗勢力の指導者らは、イスラエルが地域であらゆる行動に手を出すなどと言うことを許さないだろう。この数時間以内に、いずれの側からの先制攻撃が起こることが予想される」と述べています。
加えて、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスに批判的な西側のメディア報道に触れ、「ハマスをテロ組織ISISと比較することは、解放をもたらす1つの組織に対してなされるメディア上の犯罪だ」としました。
続けて、「国連当局は、事態がさらに深刻な危機に至る前に国際的な枠組みで何らかの策を講じ、ネタニヤフ首相にストップをかけるべきだ」と強調し、「時間は尽きかけている。事態が沸点に達する前に政治的解決策がその効果を示すべきだ」と語っています。
そして最後に、「あらゆる努力はイランと地域の安全保障を確保するためであり、この枠組みであらゆる措置が講じられるが、安全保障は合理性の道を通過している」と結びました。