7月 06, 2016 17:03 Asia/Tokyo
  • 最高指導者、「一年で最も昼が長い時期の若者たちの断食が、今年のラマザーン月の特徴だった」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、一年の最も昼が長い時期の若者たちの断食は、今年のラマザーン・断食月の特徴だったとしました。

ハーメネイー師は、断食明けの祝祭の礼拝で説教を行い、イラン国民とイスラム共同体に祝辞を述べると共に、今年のラマザーン月、イランは、精神性、神への注目と信頼、謙虚さに溢れていたとしました。

また、「とはいえ、若者たちに断食を破らせようとする者がいたが、神の恩恵により、その努力は成功せず、今後も成功することはないだろう」と語りました。

ハーメネイー師は、パレスチナへの支持を示す世界ゴッツの日、気温が高い中で壮大な行進が行われたことは、ラマザーン月のイラン国民の偉業のひとつだったとし、「国民は、この参加により、一部のイスラム諸国がパレスチナの理想を裏切っても、イラン国民は、全ての敵に対抗し、パレスチナ問題に注目し続けることを示した」と述べました。

また、イラク、トルコ、バングラデシュ、その他の国での最近のテロに触れ、「残念ながら、今年、一部の国のイスラム教徒は、“偽りのイスラム”を、主人の指示に従って“真のイスラム”に変えようとするテロリストにより、断食明けの祝祭を悲しみの中で迎えることになった。これらの犯罪は、アメリカ、イギリス、シオニスト政権イスラエルの治安機関によるテロリストの養成の結果だ」と述べました。

さらに、地域で罪のない人々が殺害されている原因は、タクフィール主義のテロリストの支持者にあると強調し、「とはいえ、彼ら自身も、少しずつテロの損害を蒙りつつある。こうした彼らの罪が忘れられることはない」と語りました。

ハーメネイー師は、シリア、リビア、イエメンなど、地域諸国での紛争や情勢不安に遺憾の意を示し、「イエメンの人々は、1年3ヶ月も前から爆撃に晒されている。そのような状況の中で、厳しい暑さの中、世界ゴッツの日の行進を大々的に実施したこの国の国民や指導者を賞賛したい」と語りました。

さらに、覇権主義大国が、地域にテロ、情勢不安、戦争を広める真の目的は、パレスチナ問題を忘れさせることにあると強調し、「パレスチナ解放に向けた闘争は、イスラム的な集団の闘争であり、その継続は、すべてのイスラム教徒の義務である。パレスチナ問題を内部の問題、アラブだけの問題とするのは誤っている」と語りました。

 

 

 

 

 

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