イラン大統領、「安保理が世界平和の維持に役割を果たす望みはない」
(last modified Mon, 23 Oct 2023 07:47:53 GMT )
10月 23, 2023 16:47 Asia/Tokyo
  • イランのラ―スィー大統領と南アフリカのパンドール外相
    イランのラ―スィー大統領と南アフリカのパンドール外相

イランのライースィー大統領が南アフリカのパンドール外相との会談で、「国連安全保障理事会が世界平和の維持に役割を果たすという望みはもはやない」と強調した。

パンドール外相は22日日曜、使節団とともにテヘランに到着し、イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相およびライースィー大統領と会談しました。

イルナー通信によりますと、ライースィー大統領は同日、パンドール外相とのこの会談において、南アフリカの政府と国民がパレスチナの人々への支援を責務と感じており、シオニスト政権イスラエルの暴虐に対し嫌悪感を表明したことを評価しました。

続けて、安保理の働きに疑問を呈し、「米国はシオニスト政権に軍事品や武器を送ることで、彼らがガザの無防備な人々へ行う犯罪に加担している。同国はまた、安保理でこれらの犯罪への非難決議案が採択されるのを邪魔しており、もはや同理事会が世界平和を維持する役割を果たすという望みも持てない」と述べました。

そして、パレスチナ人の女性と子どもを中心とした人々に対するイスラエルの犯罪に言及し、アフリカ連合におけるイスラエルのオブザーバー資格禁止という立場を南アフリカが示したことを、責任感にあふれた行動だとしました。

 


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