イラン大統領、「安保理の優先課題はガザ爆撃停止であるべき」
10月 25, 2023 16:21 Asia/Tokyo
イランのライースィー大統領は、「パレスチナ・ガザ地区爆撃の停止は国連安保理の優先課題であるべきだ」と語りました。
イルナー通信によりますと、ライースィー大統領は24日火曜、テヘランで駐イラン新ブラジル大使の信任状の接受式において、パレスチナ問題に対するイランとブラジルの共通の立場に触れ、「国連安保理に急務として求められているのは人道支援提供、ガザ爆撃停止に向けた行動、同地区の包囲・封鎖の解除、パレスチナ国民の権利回復だ」と述べました。
また、新チュニジア大使の信任状接受式でも「シオニスト政権イスラエルがアメリカの直接支援のもと最近ガザで起こしている残忍な悲劇と反人道的犯罪は、この人種差別主義的な犯罪政権との関係正常化に向けて進んでいる国々にとって、恥さらしの元凶だ」としました。
そして、新サウジアラビア大使の信任状接受式でも、「ガザでのイスラエルとこれを支持する西側諸国による前例のない犯罪の中にあっても、イスラム世界が一丸となって団結した立場をとっていれば、イスラエルの抑圧や侵略、そしてその西側支持者の過剰な行動をより効果的に阻止できたかもしれない」としました。
ライースィー大統領はまた、「地域外の国の軍事駐留は何の問題も解決しないばかりか、それ自体が問題悪化の元凶となっている」としました。