イラン最高指導者がスポーツ関係者らと面会、「イスラエルはパレスチナ戦士から技術的打撃受ける」
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師がスポーツ関係者らと面会し、「シオニスト政権イスラエルはパレスチナ抵抗勢力による『アクサーの嵐』作戦でテクニカルフォールを取られた。だが彼らは現在までのこれほどの犯罪をもってしてもこの大敗北を取り戻せておらず、また今後も埋め合わせは不可能だろう」と語りました。
ハーメネイー師は22日水曜、9月から10月にかけて開催された中国・杭州アジア大会およびパラアジア大会のメダル受賞者やアスリート、世界チャンピオン、シニアマスター、スポーツ界の活動家らと面会し、パレスチナ・ガザ情勢についてレスリング用語を引き合いに出し、「イスラエルは、『アクサーの嵐(去る10月7日に始まったパレスチナ戦闘員による対イスラエル作戦)』事件でテクニカルフォールを取られた。そして、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは多くの装備を持った国家や国民としてではなく、ひとつの戦闘集団として、これらすべての可能性を駆使してシオニスト政権への攻撃に成功した」と述べています。
また、シオニストがこの無残な敗北による恥辱とプレッシャーを克服できないことを指摘し、「シオニストらは敗北を埋め合わせようと、パレスチナ・ガザの病院や学校で強がっているが、こうした行動はまさに試合で敗北したアスリートの行動に似ている。つまり、憂さ晴らしをするために相手チームのファンを攻撃し彼らを罵倒し暴行を加えるというやり方である」としました。
さらに、「イスラエルの甚大な損失はこれらの犯罪をもってしても埋め合わせられるものではない」と強調し、「彼らは、こうした残虐行為がただでは済まされず、爆撃が自らの寿命を縮めることを熟知しておくべきだ」としました。
そして、イラン選手がイスラエル人選手との試合・対戦を拒否したという賞賛すべき行動に触れ、「今や全世界が、イラン人選手のこの行動の理由を理解している。なぜなら、イスラエル人選手は犯罪者、テロリスト、犯罪政権のためにプレーしているからである」と述べました。
ハーメネイー師はまた、覇権主義勢力の支配下にある国際的なスポーツ関連機関の関係者を強く批判するとともに、「戦争を口実にした政治的行動により、ある国を各種スポーツ大会から締め出している者たちは、現在では殉教した約5000人のパレスチナ人の子供たちを無視している。その一方で、スポーツへの政治の介入の回避という口実で、大量虐殺や戦争犯罪によるイスラエル非難や、各種大会への参加資格の剥奪は行っていない」と指摘しました。