イラン外務省報道官、「我が国の核活動はIAEAの監視下にある」
11月 27, 2023 20:06 Asia/Tokyo
キャンアーニー・イラン外務省報道官が、「我が国の核活動は完全に平和的かつ、NPT核兵器不拡散条約に則ったものであり、IAEA国際原子力機関の監視下に置かれている」と語りました。
キャンアーニー報道官は「JCPOA包括的共同行動計画(通称・核合意)は、相互の行動によってのみ恒常的なものとして維持できる。それは、相互の行動が国際法において認知されている原則だからである」と述べています。
また、「今日がパレスチナ・ガザにおける人道的一時停戦の最終日であるが、イランはシオニスト政権イスラエルの犯罪が繰り返されることなく、停戦が継続されることを期待している」としました。
さらに、「国際社会の要求は明白である。侵略行為は終結すべきだ」とし、「(仲介を行う)カタールとともに、一時停戦を恒久的なものにするための交渉が進行中である」と語っています。
そして、地域にアメリカ艦隊が駐留していることに反応し、「アメリカ政府の関与は常に、地域の情勢不安や不安定を招いてきた。地域におけるアメリカ艦船の駐留は、シオニスト政権イスラエルを支援するものだとみなされている」と述べました。
加えて、「イランは常に地域の安全を守り、そのために効果的な役割を果たしてきた。国際世論は、アメリカが操作しようとする世界の流れに欺かれることはない」としています。
キャンアーニー報道官は最後に、「イランは状況や必要に合わせて、パレスチナ支援政策を実施するつもりだ。今やパレスチナ問題は、イスラム諸国政府が注意を向ける事柄となっている」と結びました。
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