イラン外相が国際社会に、イスラエルによるパレスチナ国民攻撃の即時停止に向けた措置要請
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、パレスチナ国民に対しシオニスト政権イスラエルが行う軍事攻撃の即時停止及び、ガザ封鎖の完全解除、人道支援を届けるための同地区につながる各検問所の再開、シオニスト政権が計画するパレスチナ人の強制的移住への対処に向けて、国際社会に積極的な措置を取るよう求めました。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は3日日曜、イランの首都テヘランでオマーンのバドル外相と会談し、「50日間に渡るシオニスト政権軍のガザ攻撃で1万6000人以上のパレスチナ人が殉教したことは、あらゆる国際法規およびジュネーブ条約の違反であり、大量虐殺や戦争犯罪の明白な例である」と語りました。
さらに、「遺憾なことに、米国務長官がイスラエル閣議に参加したことで、7日間停止されていたガザ地区へのシオニスト政権による攻撃が再開されたが、このことは、ガザやヨルダン川西岸のパレスチナ人住民に対しシオニストが行う戦争犯罪へのアメリカ政府の支持が否定できないものだと示している」と述べました。
一方の バドル・オマーン外相もこの会談において、ガザ地区やヨルダン川西岸の抑圧されたパレスチナ人に対して行われているシオニスト政権の残忍な犯罪を非難するとともに、これらの犯罪や攻撃の停止に向けて、国際社会が早急な措置を取るよう求めました。
イラン外相はまた、3日夜にバドル外相と行った共同記者会見でも、「ガザの現状がこのまま続けば、地域は新たな段階に入るだろう。地域で戦火が大幅に拡大することも予想される」とし、戦争を追い求めるすべての当事者に対し、手遅れにならないうちに虐殺行為を止めるよう警告しました。