イラン赤新月社、「ガザで仮設病院3棟建設の準備ある」
12月 11, 2023 16:49 Asia/Tokyo
イラン赤新月社のコウリーヴァンド代表が、ICRC赤十字国際委員会のスポリアリッチ総裁に書簡を送り、パレスチナ・ガザでの仮設病院3棟の建設および、同地区への食料・医薬品搬入の準備があることを、改めて伝えました。
イスナー通信によりますと、コウリーヴァンド代表はスポリアリッチ総裁への書簡の中で、「イラン赤新月社は、仮設病院3棟と治療設備を提供し、医療チームをガザ住民の負傷者治療にあたらせるために派遣して、ガザとエジプトの国境に常駐させる準備ができている」と述べました。
同代表はこれ以前、ICRC総裁に宛てた別の書簡で、「イラン国民がガザ住民支援のために寄せた寄付で1万トン以上の医療品、食料、生活必需品が準備され、同地区への搬入を待っている」としていました。
そして、「イラン赤新月社は、ガザへの人道支援物資の搬入に向けて、ICRCの本部や各国事務所と頻繁に連絡を取っているが、今回はエジプトへの貨物送付許可の取得のために動くよう要請する」と強調しました。
これに対しスポリアリッチ総裁は、イラン赤新月社への感謝を表明しながら、「エジプト赤新月社および国際赤十字・赤新月社連盟との間では繰り返し協議が続けられ、ガザへの援助物資搬入が早急かつ無条件に進められるよう支援している」としています。