1月 01, 2024 20:37 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のキャンアーニー報道官
    イラン外務省のキャンアーニー報道官

イラン外務省のキャンアーニー報道官が、「国連安全保障理事会は、シオニスト政権イスラエルの悪の所業に対し、自身の責任を果たさなければならない」と述べました。

キャンアーニー報道官は1日月曜、週次記者会見において、シオニスト政権イスラエルがパレスチナ・ガザへの攻撃で犯罪行為を続けていることに触れ、「国際社会は、パレスチナの人々を支持するという倫理・人道面の義務を実行して、シオニスト政権の犯罪を終わらせるという、世界の諸国民の期待に応えるべきである」と述べました。

続けて、「世界の人々が西暦の新年を祝う中で、パレスチナにある預言者イーサー、即ちイエス・キリストの生誕地は、略奪者たるシオニスト政権による前代未聞の犯罪にさらされている」としました。

また、地域の各抵抗運動に対するイランの支援について言及し、「抵抗運動は、解放へつなげるための運動である。イランは、自身の父祖の地を解放するために活動している各パレスチナ抵抗組織への支持を、誇りを持って表明する」と述べました。

さらに、シリアでテロとの戦いに携わっていたイランのセイエド・ラズィー・ムーサヴィー上級軍事顧問の殉教について、「イラン軍関係者は、シリア合法政府の招聘により同国に駐留しているが、シオニスト政権は、(その1人である)ムーサヴィー氏をテロ暗殺した責任者である」と指摘しました。

その上で、「シオニスト政権は、1つの挑発行為および、歴然とした悪事を引き起こした。この行為は、テロリストの支援と同義、かつシリアの領土保全への侵害の証左でもある。国際法に基づけば、シリア政府はこの犯罪行為やと自国領土保全への侵害に対し、相応の措置を取る権利がある」と強調しました。

一方、アメリカのトランプ前大統領の命令によりテロ攻撃を受けて殉教した、イラン・イスラム革命防衛隊ゴッヅ部隊のソレイマーニー司令官の殉教日が近づいていることに触れ、「米政権が行ったソレイマーニー司令官暗殺という犯罪は、徹底的にに追及される。この問題は決して忘れ去られることがなく、時が経とうとも風化はしない」と述べました。

キャンアーニー報道官はこの他にも、イランの核活動加速を主張しているとするIAEA国際原子力機関の主張について、「我が国はIAEAとの保障措置の枠組みにあるすべての責務をこれまで遵守しており、現在も順守している。核合意の成立以来これまで、イランはIAEAの専門家による査察を最も多く受け入れた国となっている」としました。

そして、「イランの核活動は平和的であり、IAEAの監督下で行われている」と強調しました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

 

タグ