イランの駆逐艦が紅海に到着
1月 02, 2024 15:26 Asia/Tokyo
イランの駆逐艦「アルボルズ」が、バブ・エル・マンデブ海峡を通過して紅海に入りました。
国際通信イランプレスによりますと、駆逐艦アルボルズは1日月曜、イラン海軍第94艦隊とともに、アラビア半島南西部のイエメンと東アフリカ・エリトリア、ジブチ国境付近のバブ・エル・マンデブ海峡を通過し、紅海に入りました。
イラン艦隊は、2009年より公海において、海運の安全確保や海賊への対処などの任務を継続してきました。
同隊はさらに現在、パレスチナ・ガザでの戦争に関連した最近の緊張の高まりを受けて、アデン湾やバブ・エル・マンデブ海峡での急変する状況にも対処しています。
イエメンのシーア派組織アンサーロッラーはこのような状況の中、少し前に、シオニスト政権イスラエルの占領地へ向かう全ての地域外船舶に対し、バブ・エル・マンデブ海峡の通過を許可しないと表明しています。
アンサーロッラーのこの表明後、アメリカは紅海へ軍艦を派遣し、さらに国際有志連合を結成して、地域におけるイスラエルの利益を守ろうとしました。しかし、フランスやイタリアなどの一部の国が軍艦派遣を拒否したことで、この連合は頓挫しています。
駆逐艦アルボルズは、大規模な修繕と新たな最先端システムの搭載を経て、2019年よりイラン海軍南部艦隊に再就役しています。
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