イラン外相、「米は対イスラエル支援を止めるべき」
(last modified Sat, 13 Jan 2024 07:00:29 GMT )
1月 13, 2024 16:00 Asia/Tokyo
  • アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相
    アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「米政府はイエメンへの軍事攻撃ではなく、地域全体の治安回復に帰するべくシオニスト政権イスラエルへの支援を即時停止すべきだ」としました。

イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は12日金曜夜、SNS上で「パレスチナ・ガザ地区の女性や子どもの防衛および、イスラエルの大量虐殺への対抗を目的としたイエメンの行動は、賞賛に値する」としました。

また、「イエメン政府は海上・航行の安全確保を完全に順守している」としています。

さらに、「アメリカは、イエメンへの軍事攻撃に代わり、地域全体の治安回復のために、ガザ地区やヨルダン川西岸地域の住民に対する攻撃を含めた安全保障・軍事面でイスラエル政権を全面的に幇助することを、即座に止めるべきである」としました。

イラン外相のこの表明より前、USAFCEN・アメリカ中央空軍の司令官は、同軍が現地時間12日未明、イエメン国軍の16拠点において、100発以上の誘導ミサイルなどで戦闘機や潜水艦といった60以上の目標を攻撃したと発表しました。この攻撃では、イエメン側に死者5人、負傷者6人の被害が出ています。

今回のアメリカとイギリスの攻撃は、イラン、ロシア、中国、イラクなどの様々な国からの反発や抗議を受けています。さらにアメリカの一部議員も今回の攻撃について抗議するとともに、それがもたらす結果について警告しています。

イエメン軍は、パレスチナ・ガザの人々の抵抗を支援するため、シオニスト政権イスラエル関連の船舶および同政権の占領地へ物資を運ぶ船舶を、インド洋からバブ・エル・マンデブ海峡を抜けて紅海に入った場合は攻撃の対象にするとした表明に基づき、この数週間で数隻を攻撃していました。

同軍は、イスラエル政権がガザへの攻撃および同地区住民の殺害を止めない限り、同政権関連の船舶への攻撃を紅海で続けるとしています。

 


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