1月 17, 2024 16:49 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とノルウェーのアイデ外相
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とノルウェーのアイデ外相

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、ノルウェーのアイデ外相との会談において、「我が国は、地域の戦争と情勢不安を歓迎せず、この100日間、イスラエル政権がパレスチナ・ガザに行う攻撃の終結および停戦を実現させ地域に平穏をもたらすべく、努力を重ねてきた」と述べました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、スイス・ダボスでの世界経済フォーラム年次総会(通称:ダボス会議)に出席する傍らで、ノルウェーのアイデ外相と会談しました。

イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相はこの会談において、イスラエル政権がガザに対する戦争を開始してから100日以上が経過したことに触れ、「米国によるガザ戦争継続支持は、大きな過ちである。同国およびイスラエル政権は、戦争の継続、パレスチナ人の大量虐殺、ガザの破壊を主張しているものの、何も成果が出ておらず、これからも出ることはない。軍事的手段で何かを得ることなどできない」と述べました。

続けて、「地域で各抵抗組織が行う措置は、イスラエル政権の犯罪に対する反応であり、パレスチナやガザの住民を支援することだけを目的にしている」と説明しました。

その上で、「(今回の)危機の根源は、紅海やレバノン、その他の地域ではなく、(シオニスト政権イスラエルが行っている)ガザでの大量虐殺である。その(大量虐殺という)噴火が静まれば、他の地域にも平穏が戻るだろう。そこから、米国は自身の取る方法を変えるべきである。イスラエル政権も、同国の支援なしに戦争を継続する力はない。イスラエル政権の軍事攻撃がこのまま続けば、地域は制御不能な状況になる可能性がある」と指摘しました。

また、パレスチナの人々が強要されようとしているあらゆる政治的解決策を拒否するとしながら、「パレスチナ問題に対するいかなる政治的解決策であっても、パレスチナの国民および(抵抗)組織がその中心にこなくてはならない」と強調しました。

アイデ外相も、ガザの非常に複雑かつ厳しい状況を指摘しながら、「残念なことに、ガザ、レバノン、紅海の状況は悪化する一方である」と述べました。

そして、地域の平穏のためにイランが行う支援に感謝し、「地域の諸問題は互いに結び付いている。我々も、ガザでの紛争が早急に収束して停戦が確立すべきだと考えている」としました。

 


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