イラン国連大使、「革命防衛隊の対テロリスト作戦は国際取り決めを遵守し実施」
イランのイールヴァーニー国連大使は、「我が国のイスラム革命防衛隊がシリアやイラクで行った対テロリスト作戦は、国際的な取り決めを遵守して実施された」としました。
イラン・イスラム革命防衛隊は16日火曜、地域の反イラン・テロ組織やシオニスト政権イスラエルのスパイが集まる拠点を弾道ミサイルや無人機により攻撃・破壊しました。
同防衛隊は4つの個別の公示を発表して、テロ組織やタクフィール派集団との本格的な対抗を強調しています。
イルナー通信によりますと、イールヴァーニー国連大使は16日、国連のグテレース事務総長や国連安保理の今期議長国フランスの大使にそれぞれ書簡を送り、「テロ犠牲国のひとつであるイランは、国際法規や国連憲章に明記された自衛権という自らの基本的な権利を行使する上でテロに対する作戦を実施した。この作戦は、シリアやイラクに潜伏するテロ組織の拠点や施設に対する集中的な攻撃を含んでいる」としています。
また、「これらの作戦は、最近イラン南東部ケルマーン市内で発生し、100人以上の民間人が殉教、ほか多数が負傷した残忍な爆弾テロ事件への報復として行われたものである。この事件については、ISIS系の複数のテロ組織が犯行声明を出した」と語りました。
さらに、「イランによる対テロ作戦は、特に国際人道法をはじめとする国際的な取り決めを守った上で、テロリストの拠点への攻撃を目的に行われたものである」と述べました。
加えて、「我が国はイラクやシリアの領土保全、独立性、主権の尊重という自らの揺るぎない約束を強調すると共に、あらゆる脅迫への断固たる対抗という自国の基本的権利の行使をためらうことはない」としました。