パキスタン外相がイラン外相を歓迎
イラン外相が、パキスタン首都イスラマバードにて同国外相と会談・協議しました。

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相は29日月曜、イスラマバード到着後にパキスタン外務省を訪問してジラニ・パキスタン外相の歓迎を受け後、二者会談を行いました。
ジラニ外相はアミールアブドッラーヒヤーン外相と行った共同記者会見で、「パキスタンとイランの主権の尊重は、両国間の共同協力の原則の一つである。我々は、国境地域での繁栄の増進や経済問題に関して協力することで合意した」と語りました。
また、「両国の間には過去70年間にわたり、常に強力で系統だった協力が存在した。我々は相互に良好な信頼関係を築くことに成功してきた」と述べています。
さらに、「イラン大統領をパキスタン訪問に招待した」としました。

一方のアミールアブドッラーヒヤーン外相もこの記者会見で、「イランとパキスタンほどに文化、地理、歴史的な共通点を持つ国は、世界でも非常に少ない。また、両国の間にこれまで国境問題は一度も起きていない」と語っています。
また、「我々は、友好国であり同胞であるパキスタンの安全を、イランと地域の安全だと考えている。両国は互いの国家主権と領土保全を尊重している」と述べました。
さらに、「イランとパキスタンは、テロリストが両国の安全を危険に陥れることを許さない。両国が共有する国境地域にいるテロリストが、第三国により主導されていることに疑いの余地はない。そうした者たちは決して、2つの国の政府と国民にとって良いことを望まない。イランとパキスタンの共同協力のもとに我々は、この安全の後にテロリストが両国を標的にする隙を与えない」としています。
そして最後に、「我が国とパキスタンの関係は、危機に陥ることなど決してない」と結びました。