米軍による1988年のイラン駆逐艦攻撃めぐる裁判が開廷 殉教者遺族も参加
2月 05, 2024 17:32 Asia/Tokyo
1988年4月に米軍が行ったイラン駆逐艦攻撃をめぐる裁判が、殉教者遺族および負傷者の出廷のもと、テヘランで開かれました。
テロリストたる米軍は1988年4月18日、数隻のイラン駆逐艦を攻撃し、イラン海軍関係者を54人を殉教させました。
国際通信イランプレスによりますと、この攻撃による負傷者および殉教した人々の遺族の申し立てを受けての第一回法廷が、4日日曜にテヘランで開かれました。
殉教者遺族の弁護士はこの法廷で、「米国政府は1988年4月18日、当時イランとの間に紛争が一切なかったにもかかわらず、イラン海軍所属の駆逐艦を攻撃した」と説明しました。
続けて、「米国政府は、イラン・イラク戦争に対し中立姿勢を取ると表明していたにもかかわらず、イラン駆逐艦を直接攻撃するという侵略行為に出て罪を犯した」としました。
国連憲章2条4項では、ある国が他の国に対して武力を行使することは禁じられており、アメリカはこの攻撃で国際法違反を犯したことになります。
アメリカは、建国当初から現在に至るまでの歴史において、世界全域でテロ行為や人権に反する行為をはじめとする犯罪に手を染め続けています。
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