2月 07, 2024 16:47 Asia/Tokyo
  • イランの識字率、革命後に世界平均の1.5倍に
    イランの識字率、革命後に世界平均の1.5倍に

イランの識字率は、1979年イスラム革命より45年経った現在、世界平均の1.5倍となっています。

イラン政府のバハードリージャフロミー報道官は、「イランの識字率は、かつて世界平均の半分だったものの、現在は世界平均の1.5倍となっている」と述べました。

1976年に約48%だったイランの識字率は現在、約90%に達しています。その要因には、特に女性の識字率が大幅に上がり、約18%から約84%になったことが挙げられます。

公表された統計によれば、イラン人口の10歳から49歳の年齢層では、約98%が読み書きができるとされています。

しかし、革命後まもない1980年代初頭は、村落や開発されていない地域を中心とした人々、そして女性は、かなりの人数が読み書きできませんでした。

1979年の革命前、イランの女性若年層は約60%が非識字者でした。しかし、この層の識字率は現在大幅に上昇し、国際統計によれば、現在読み書きができるのは99%とされています。

さらに近年は、多くの女性が大学以上の教育を受けるようになっており、大学入学志願者に占める女性の割合は60%以上となっています。また、大学教員における女性の割合も、35%以上に達しています。

これに加え、イランでは教育の機会が各地域に広まっており、現在、国内で貧困地域とされる場所や中心地から遠い国境地域の多くの子供たちも、教育を受けて読み書きを学ぶことが可能になっています。

イラン教育省の統計によれば、国内の学校で学ぶ児童・生徒数は1976年には660万人だったのが、現在は1500万人以上と115%増加しています。その内訳は、男子81%増、女子170%増です。

 


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