イラン外相、「イスラエル訴追に向けた努力を継続」
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イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が「我が国は、イスラム圏および地域諸国とともに、パレスチナ・ガザ地区での犯罪を理由としたシオニスト政権イスラエルの訴追に向けた努力を継続する」と語りました。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は10日土曜、訪問先のレバノン首都ベイルートにて同国の政府関係者らと協議・会談した後、イランとして南アフリカによるICJ・国際司法裁判所へのイスラエル提訴を支持していることを強調し、「我が国はイスラム圏や地域諸国とともに、ガザ地区でイスラエルが引き起こした犯罪を訴追にもっていくよう努力を継続する」と述べました。
また、レバノンのアブダラ・ブー・ハビブ外相との会談では、「我が国は地域におけるいかなる形での戦火の拡大にも反対である」と強調し、「イスラエルは戦争拡大を自らの生命線であると考えている。また米国は戦争範囲の拡大に反対表明しているにもかかわらず、イスラエルを全面的に支持している」と語りました。
そして、ブー・ハビブ外相との共同記者会見において「アメリカは、地域の平和を求めるならガザでの戦争を止めさせ、対イスラエル支持を止めるべきだ」と語りました。
加えて、「ガザ地区におけるイスラエル政権の戦争は、この政権とその支持者に何の成果ももたらさなかった」と述べました。
この他にも、アメリカの矛盾した政策に関する自らの発言に触れ、「アメリカはイスラエルに武器を供与すると一方で、政治的解決について口にしている」としました。
一方のブー・ハビブ外相も、「イランとレバノンは、戦争の停止および、ガザ地区向け人道支援送付に向けた各国の努力を強調する」としました。