イラン外相が国際機関・各国代表者らと会談
(last modified Tue, 27 Feb 2024 08:41:21 GMT )
2月 27, 2024 17:41 Asia/Tokyo

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、スイス・ジュネーブでの国連人権理事会ハイレベル会合の傍ら、国際機関および各国の代表者らと会談し、地域および国際的に最も重要となる問題について話し合いました。

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相と国連のグテーレス事務総長

 

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、国連のグテーレス事務総長と会談を行い、その中で、「各パレスチナ抵抗勢力は軍事分野で力を有しており、大量虐殺者たるシオニスト政権イスラエルは戦争を続けても何の成果も得られない。しかし、懸念されるのは人道状況の悪化である」述べました。

同外相はまた、ICRC赤十字国際委員会のミリアナ・スポアリッチ総裁との会談で、「ガザの人道状況は、非常に憂慮すべきものである。しかし、残念なことに誤った政治的アプローチにより、ガザ危機終結に向けた政治的努力は結果に結び付かないままになっている」としました。

 

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とICRC赤十字国際委員会のミリアナ・スポアリッチ総裁

 

そして、「ガザ北部の状況は、非常に悪化しており、住民60万人余りが飢餓に苦しんでいる。ガザで起きているのは、人道的災害である。さらに、イスラエル政権のネタニヤフ首相が(ガザ南部)ラファを攻撃すると脅していることで、この大惨事のさらに深い次元に進み、現在ラファにいる140万人のパレスチナ人避難民が非常に深刻な事態に直面する可能性がある」と続けました。

一方のスポアリッチ総裁は、ガザ戦争終結に向けたイランの政治的努力を評価した上で、「ガザの悲惨な人道状況は懸念される。残念ながら国際社会は、今回の危機において人道上の責任を果たすことができていない」と述べました。

 

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とヨルダンのサファディ外相

 

アミールアブドッラーヒヤーン外相はさらに、ヨルダンのサファディ外相とも会談し、「パレスチナの情勢は憂慮されるものだ」と述べました。

 

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とインドネシアのルトノ外相

 

さらに、インドネシアのルトノ外相との会談において、戦争の即時終結とガザでの停戦確立を強調しました。

 

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とベトナムのソン外相

 

ベトナムのソン外相との会談では、両国が以前に大統領レベルで貿易限度額を20億ドルに拡大すると合意したことに言及しながら、「両国の経済・商業における協力拡大は、政治的・国際的協力と同等の重要性を持ち、同時進行で行われる」としました。

 


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