3月 26, 2024 18:57 Asia/Tokyo

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、25日月曜夜に行った詩人やペルシア文化・文学関係者らとの会合において、「ペルシア語詩はメディア戦争時代において他にはない強力な媒体となる」としました。

 ハーメネイー師はこの会合で、ペルシア語詩が継続的に進歩してその頂点へと向かいつつあることに満足の意を示しながら、詩がメディア戦争の時代において、重要かつ影響力のある媒体であるとし、ペルシア語詩やペルシア文学という他では見られない遺産を、影響力・浸透力を持つ強力な媒体として最良の方法で利用し、宗教、文明、イラン的気質、対峙、勇敢さなどのメッセージを国際世論に伝えていくべきであるとしました。

同師は、「詩という媒体は、『宗教と道徳』『文明』『イラン的気質』のメッセージを伝えるべきである」と述べました。

 

ハーメネイー師が行った詩人やペルシア文化・文学関係者らとの会合

 

続けて、「米国やシオニスト政権イスラエルに代表されるような世界規模の圧政、横暴、過大な要求に対し、イラン国民が勇敢に立ち向かっているというメッセージなどは、最も重要かつ伝えられるべきメッセージの一つである。イラン国民が覇権主義者らに取っている対峙の姿勢や、忖度のないはっきりした言説などのメッセージは、非常に重要であり、世界の人々にとっても刺激的である。このような姿勢が歓迎を受ける例は、大統領らの外遊や人々を前にした彼らの演説などに見られる」としました。

 

イランの女性詩人たち

さらに、「良い詩は、国際世論が利用できるようになるべきである。そのため、詩的かつ表現力にあふれた力強い言葉による詩を(ペルシア語話者以外の)他の人々が利用するための翻訳運動を行うべきである」と指摘しました。

一方、ペルシア語が外来語の流入によって抑圧されていることを遺憾だとして、「この柔軟で発展可能な言語を保存していくことも重要だ。このような流入に対抗し、外来語よりはるかに美しく使いやすい同義のペルシア語の語彙を使うべきである。そして、外来語を減らすことでペルシア語の純度を高めていくべきである」と強調しました。

 


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