日本の空手家がシーア派権威と会談
「我々は日本を経済・政治的課題における良きパートナーと考えており、あらゆる分野で両国関係が日々拡大するよう期待している」。
シーア派の権威者マカーレム・シーラーズィー師は、シーア派に改宗し「モハンマド」というムスリム名を得た、世界でも知られtた日本の空手家である渡辺氏と会談し、「イスラム教は平和と慈しみ、同胞愛の宗教である」と強調するとともに、「イスラム教の預言者モハンマドは、『黒人と白人、様々な人種や地域の間に差異はない。イスラム教は、人類全体に対し最も強い情愛関係を求めている』と述べている。我々の観点からは、すべての人類が兄弟である」と語りました。
また、「日本は誉れある重要な国である」とし、「我々は貴国と非常に良好な関係を築いているとともに、日本人を勤勉で勇敢で賢い人々として非常に尊敬している」と述べています。
さらに、「我々は、あなた方との関係が日増しに拡大していくべきだと考えている」とし、「日本人が他国に対し植民地主義的な考えや思想を抱くのを見たことがない」としました。
そして、「高品質な優良製品として歓迎されている日本製品に見られるように、日本人には正確に仕事し正しく行動する」と語っています。
加えて、「相互信頼は最大の資本である」とし、「確かに、我々の敵は世界においてメディアを通じて多くの反イラン的プロパガンダに熱を上げているが、世界の人々がイランに来て我々の現状を見れば、彼らの国のメディアで報じられているイランが現実のイランとは異なることに気づく。このため、イランの現実がاはっきりするよう、我々とあなた方との交流が今より増えるべきだと考える」と述べました。
続けて、「我々は日本を、自らの政治・経済的課題にとっての良きパートナーと見なしている」とし、「(両国の)関係が日々あらゆる領域において一層拡大するよう希望する」と語っています。
マカーレム師はこれ以外にも「我々は、日本が第2次世界大戦で抑圧され、甚大な被害を受けたことを知っている。この点で我々は日本人への同情を抱いている。しかし、幸いにも日本国民は非常に真摯に、第2次世界大戦での破壊の影響を短期間で払拭した。これ故に、平和は我々やあなた方にとってもより良く生きるための極めて良好な機会である」と述べました。
そして最後に、「我が国のスポーツ選手諸氏は古くから倫理に精通している。わが国の伝統的スポーツの場たるズールハーネは、それ自体が倫理の学び舎であった。誠に遺憾ながら、今やプロスポーツにおける倫理は薄れてきているが、スポーツは本来、社会の倫理的卓越性への導入部となるべきものだ」と結びました。