イラン外相が、イスラエルのテロ犯罪に対するEUの消極的な姿勢を批判
4月 04, 2024 19:47 Asia/Tokyo
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、シオニスト虐殺政権イスラエルの犯罪に対するEUの消極的な姿勢および、ダブルスタンダードなアプローチを批判しました。
イスラエル軍戦闘機は今月1日、シリア首都ダマスカスにあるイラン大使館領事部をミサイル攻撃しました。この侵略の結果、イランの外交・軍関係者7名を含む13名が殉教しました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は、ジョゼップ・ボレルEU外務・安全保障政策上級代表との電話会談において、「欧州当局は常にイランに自制を求めている。しかしその一方で、イスラエル政権は国際法規範に違反し、外交・領事権に関する条約に基づき治外法権や完全な安全を享受しているはずの外交施設を攻撃している」と述べました。
また、「イスラエル政権による大量虐殺と戦争犯罪は、米国の継続的な支援の下で依然としてガザ地区で続いている。イスラエルの戦争犯罪の抑制やこの政権への支援停止を米国が真剣に意図しなければ、米国は、地域の緊張拡大の直接責任者となる」としています。
さらに、「EUに対しては、現実的かつ即時の措置により大量虐殺イスラエル政権の犯罪を非難することが期待されている」とし、「ウクライナ戦争の環境で、西側諸国の大使館の建物に対しこのようなことが起こったら、EUはどう反応するのか?」と疑問を提示しました。
これに対し、ボレル上級代表も、「在シリア・イラン大使館領事部への攻撃というイスラエルの最近の行動は、地域の緊張緩和に矛盾する」と述べ、イランに引き続き自制を求めました。