イランの再生可能エネルギー、今後5年間で発電量5万メガワットへ
イランのアリーアーバーディー・エネルギー相は、今後5年間で再生可能エネルギーによる発電量5万メガワットを目指すという計画を明らかにしました。
【ParsTodayイラン】アリーアーバーディー大臣は第3回イランエネルギー効率化・開発会合において、「エネルギー省の支援政策と民間部門・国民の努力により、我が国の再生可能エネルギーによる発電能力は今後5年間で5万メガワットに増大する見込みだ」と語りました。
イスナ―通信によりますと、アリーアーバーディー氏はさらに、「我が国の天然ガス埋蔵量は世界第2位、石油埋蔵量では第4位である」とした上で、「我が国では1日当たり1億1000万リットルのガスオイル、1億2000万リットルのガソリン、7億3000万立方メートルの天然ガス、さらには5500万リットルの重油が生産されており、これらの数字は、我が国のエネルギー生産能力が非常に高いことを証明している」と述べました。
さらに、「エネルギー省は、来年の電力需要のピーク負荷を無事に乗り越えるべく14の巨大プロジェクトを準備しており、その具体的な内容としては、新しい火力・再生可能エネルギー発電所の建設、既存の発電所の効率向上、発電所の適時の修復、消費の合理化と管理、そして産業のインテリジェント化が挙げられる」としました。
イランにおける再生可能エネルギーの開発は、近年において特別な注目を集めています。これに先立ち、イラン再生可能エネルギー・電力効率化機構のモフセン・タルズターレブ長官も、「再生可能エネルギーの分野では例外的な機会が創出され、再生可能エネルギー産業に対し我が国の政府と国会は他に例のない支援を提供してきた」と語りました。
イラン第13期政権において、国内の発電所の容量が1万0382メガワット以上増強され、約2万2000メガワットの発電所が稼働段階にあり、10~95%の進捗が見られます。