イスラエルのイラン攻撃を多数の国が非難
サウジアラビア、マレーシア、パキスタン、オマーンの各国外務省が個別に声明を発表し、26日未明のシオニスト政権イスラエルによる対イラン攻撃を非難しました。
【ParsToday国際】イラン対空防衛部隊渉外部は26日、「イスラエルが緊張扇動を引き起こし、我が国の首都テヘラン、南西部フーゼスターン州、イーラーム州の軍事施設の一部を攻撃したが、統合防空システムがこの侵略行為の迎撃に成功した」と表明しました。
今回の発表によりますと、一部の箇所に限定的な被害が生じ、被害の規模は調査中とされています。
今回のイスラエルの行動については、世界各国が国際法への違反だとして非難しました。
マレーシア外務省は声明で「我が国は今回のイスラエルによるイラン攻撃を非難するとともに、これを公然たる国際法違反かつ、地域の安定に対する深刻な脅威であるとみなす」「イスラエルの行動が続けば、西アジア地域における紛争の拡大と、より大きな危機の発生をまねく可能性がある」と表明しました。
サウジアラビア外務省も声明で「イランが受けた軍事侵略は国家主権への侵害かつ、国際法と国際慣習への違反であり、サウジアラビアはこれを非難する」とし、国際社会で影響力のある当事者に対し、地域の緊張緩和と紛争終結に向けそれぞれの役割と責任を果たすよう求めました。
パキスタン外務省報道官事務所も声明の中で、「イランの国家主権と領土保全に対するイスラエルの軍事攻撃は国連憲章と国際法への重大な違反である」と発表しました。
オマーン外務省は声明の中で、イスラエルの対イラン攻撃を強く非難し、「これはイランの国家主権に対する明白な侵害であり、かつ国際法違反である」と表明しています。