ウクライナ戦争の教訓
イラン最高指導者が3年前にウクライナについて語っていたこと
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イラン最高指導者が3年前にウクライナについて語っていたこと
イラン最高指導者ハーメネイー師の公式サイト「KHAMENEI.IR」は公式Xに、ウクライナ戦争が始まった当初の3年前に、ハーメネイー師が米国の依存する国々に向けて発していた警句を投稿しました。
【ParsTodayイラン】ハーメネイー師は2022年2月にウクライナ戦争が始まった当初、「ウクライナは米国による危機創出政策の生贄となった」と述べていました。同師によれば、米国はかねてからウクライナ内政に干渉し、その結果がビロード革命やカラー革命といった政変でした。ハーメネイー師は当時、「西側諸国が自分の手下とみなす国々を支援してくれるというのは幻想であり、実際にはあり得ない。このことは全ての国が知っておくべきことだ」と語っていました。
それから3年。ハーメネイー師が発した警句は、現実のものとなりました。ハーメネイー師の公式Xは1日、「ウクライナ問題の第1の教訓は、西側諸国が自分の手下とみなす国々を支援してくれるというのは幻想であり、実際にはあり得ないということだ。これは全ての国が知っておくべきことだ。欧米の支援をあてにしている国の政府は、今のウクライナの状況を見るべきだ」という当時の発言をペルシア語とウクライナ語で掲載しました。
トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は28日、ホワイトハウスで首脳会談を行い、当初の見方ではウクライナが米国に自国の鉱物権益を提供することで合意するものとみられていました。しかし、会談の途中でヴァンス米副大統領がウクライナ側の「感謝の姿勢が足りない」などと発言したことをきっかけに雰囲気は一変。両首脳が報道陣の前で口論するという異例の展開となりました。
米メディアによると、トランプ氏とゼレンスキー氏は会談後、別々の部屋に行き、共同会見も中止となりました。ウクライナ側は協議継続を要求したものの、ホワイトハウスはウクライナ側に対し、ホワイトハウスから退出するよう指示したと伝えられています。