イラン外交戦略評議会議長が重要な疑問に回答;「イランの今日の力の発端はどこか?」
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イラン外交戦略評議会のキャマール・ハッラーズィー議長
ハッラーズィー・イラン外交戦略評議会議長が、「今日においてイランは強大な国であり、誰も我が国を侵略できない。それは、我々がこの自立と力を国民から獲得したからだ」と語りました。
【Parstodayイラン】イルナー通信によりますと、ハッラーズィー議長は今月1日、テヘランで開かれた「地域・国際的な発展の観点から見たペルシャ湾」を議題とする会合において「もしイランが外国に依存していたら、当然ながらこのように独自の行動はできなかったはずだ。権威は獲得されており、また他国もイランが一大強国であり、軍事的に自国を防衛し、外国に対抗できてきたことを認めている」と述べています。
また、「科学者と軍の努力、そして全軍最高司令官たる最高指導者の英知により、我々は国内の安全、領土保全、そして我が国に対する一切の侵略の防止も保証する国家権力の確立に成功した」としました。
さらにイランの軍事力に言及し、同国の戦略政策がソフトパワーの活用にあることを強調するとともに、「この政策には地域諸国との経済協力の拡大も含まれる」と語っています。
ハードパワーに加えた、積極的な外交とソフトパワーの併用の必要性
さらに、ハードパワーとソフトパワーを併用する必要性を指摘し、「我々はこの権威を獲得した今日、ハードパワーのもとでソフトパワーも扱い、積極的・行動的な外交を踏襲する必要がある」と付け加えました。
そして最後に、「イランとペルシャ湾岸諸国の協力は経済問題をはるかに超えるものだ」との見解を示し、「これらの分野にはエネルギー、科学技術、文化、地域諸国の共同遺産といった分野での協力、そして政治・軍事分野での協力も含まれる」とし、この地域の将来の運命は地域諸国の協力にかかっており、イランとして広範な協力の用意がある」と結びました。