イラン原子力庁長官が国民にメッセージ:「核産業は国家の独立と権威の象徴」
(last modified Sat, 28 Jun 2025 06:37:49 GMT )
6月 28, 2025 15:37 Asia/Tokyo
  • モハンマド・エスラーミー・イラン副大統領兼原子力庁長官
    モハンマド・エスラーミー・イラン副大統領兼原子力庁長官

エスラーミー・イラン原子力庁長官が同国民へのメッセージの中で、国家の利益と学術的成果の保護について「我々は偉大なるイラン国民に対し、国の専門家と科学者が全力を尽くして学術面での能力と国益を守ることを保証する」と語りました。

【ParsTodayイラン】イルナー通信によりますと、モハンマド・エスラーミー・イラン副大統領兼原子力庁長官は27日金曜、誇り高く揺るぎないイスラム国家イランの国民に宛てたメッセージの中で「世界を食い尽くすアメリカ、シオニスト政権イスラエル、そして彼らの犯罪者まがいの同盟国の卑怯な侵略に対する愛しき国民諸氏の勇気、高潔さ、そして抵抗は、常に確固として着実に真実と正義の道を歩んできた国民が持つ黄金の洞察力の証明書となった」と述べています。

また「これらの敵対行為は、我が国民の意志をかく乱できなかったのみならず、イスラム国家たる祖国の領土保全、尊厳、独立を守るというイラン国民の団結、熱意、信仰心をこれまで以上に示すものとなった」と強調しました。

さらに「疑いなく、高潔なるイラン国民の団結、そしてこの国の威風堂々たる軍隊の強力かつ戦略的な作戦、並びに彼らの自己献身は、悪に対する正義の勝利の根本的な柱であり、今後もそうあり続けるだろう」と語っています。

このメッセージではさらに「イスラエルと米国による侵略、そしてイランの核施設の破壊は、すべてIAEA国際原子力機関の全面的かつ恒常的な監視下にある施設に対し行われた。これらの攻撃は、イランの国内産業への攻撃であるだけでなく、国際法規範への公然たる違反とみなされる。しかも遺憾ながら、傀儡と化したIAEA事務局長はこの国際機関の法規​​に反した今回の犯罪行為を非難することを拒否している」とされています。

エスラーミー長官はまた「今や、全知全能の神を拠り所とし、イランイスラム革命の最高指導者ハーメネイー師との契約を新たにすることで、我々は偉大なるイラン国民に対し、この国の専門家と科学者が学術面での能力と国益の防衛に全力を尽くすことを保証する」と強調しています。

このメッセージでは最後に「原子力産業は、イラン国民が学術的独立、国家の権威、そして国家の進歩発展の達成に向けた決意の成功裡の象徴である」と結んでいます。

 

 


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