イランが医療分野で新たな成果：心不全の特定から骨折治療の平易化まで

イランのある知識ベース企業が、がん、消化器の感染症、心臓発作などの病気の迅速かつ正確な診断に重要な役割を果たすナノキットを開発しました。

【ParsTodayイラン】イランの知識ベース企業のハーディ・バーゲリーCEOは27日日曜、同社の戦略的商品の１つとして、がんや消化器の感染症、心臓発作の迅速診断キットを挙げるとともに、既にこれが数百万ユーロ規模の輸入品に取って代わっていると述べ、「これらのキットは現在、イラン全土の救急治療室で使用されている」としています。

また「我々はイノベーションの分野では、世界で2番目に承認された非侵襲的大腸がん検出キットの開発にも成功した。大腸内視鏡検査の代替となるこの製品により、侵襲的な検査の必要性がなくなり、大腸がんの診断がより簡便かつ低コストになる」と述べました。

ナノテクノロジーを活用したイランのスマート・ギプス

また別の報道によりますと、イランの技術者らが最近、骨折治療用の新しいギプスを開発しました。このギプスを使えば、過敏症なしに日常生活のあらゆる作業を楽に行うことができます。費用削減や身体への負担軽減は、このナノギプスのメリットのほんの一部に過ぎません。この製品は海外製品との十分な競争力があり、コストは同等の海外製品の10分の1に抑えられています。ナノテクノロジーを用いて製造されたこれらのギプスは、耐久性を高めるための様々な産業分野や建設分野で使用可能です。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。