イランIAEA大使:「平和目的のイラン核施設に対する攻撃は国家テロの代表例」
9月 09, 2025 18:05 Asia/Tokyo
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イランのレザー・ナジャフィIAEA国際原子力機関大使
イランのナジャフィーIAEA国際原子力機関大使が「米国とシオニスト政権イスラエルによるイランの平和目的の核施設への攻撃は国家テロの明確な例である」と語りました。
ParsTodayイラン国際】IRIB通信によりますと、ナジャフィ大使は、8日月曜の「核の安全」議題に関する演説で「核の安全と安全保障を危険にさらしたイランの保障措置下の核施設への攻撃は、米国とイスラエルによる国家テロの明白な例である」と強調しています。
また「前代未聞のこれらの違法行為は、世界の平和と安全に対する重大な脅威であり、核の安全と安全保障だけでなく、核不拡散体制をも毀損するものだ」としました。
さらに、こうした行動の攻撃的な側面について「米国とイスラエルによるイランの核施設に対する攻撃は前例のないもので、IAEA事務局長の核の安全と安全保障に関する報告書に反映されるべきだ」と述べました。
そして「イラン代表団は近年、IAEAの文書に核施設への攻撃または攻撃を示唆しての脅迫を禁止する条項を盛り込むよう努めてきたが、一部関係者の反対によりその実現は阻まれてきた。しかし、最近の攻撃によりこうした反対の真の理由が明らかになった」と語っています。
ナジャフィ大使は最後に「真の核の安全保障は、完全な核軍縮なしには達成できない。核兵器の保有国は自らの約束を履行できていないだけでなく、新たなシステムの開発を続けている。核の安全保障を実現するには、これらの兵器の完全かつ不可逆的かつ検証可能な廃棄が不可欠だ」と結びました。
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