イラン最高指導者の見解;「制裁により自給自足を実現」
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イラン・イスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が「制裁により、わが国ではこれまでは自給自足できなかった多くの分野で自給自足を達成できた」と語りました。
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が「制裁により、わが国ではこれまでは自給自足できなかった多くの分野で自給自足を達成できた」と語りました。
【ParsTodayイラン】イラン最高指導者情報サイトKHAMENEI.IRによりますと、ハーメネイー師は政府代表団との会合で「彼らは知能的な制裁か、麻痺させる制裁かと迫ってきたが、我々はこれらの制裁が知能的でも麻痺させるものでもなかったと認識している。しかし、これらの制裁によって、我々はこれまで自給自足できなかった多くの分野で自給自足を達成し、科学分野で素晴らしい推進力を生み出したとともに、イランの工業、軍事、民生分野で素晴らしい成果を上げ、そしてこれらの制裁を無効化する様々な方法を見出すことに成功した」と述べています。
効率的で自給自足を達成した、国民主導の軍事力の保有
ハーメネイー師はまた、イラン軍の合同軍事演習「ゾルファガール」に参加した部隊との会合でも「軍事力は、大国から脅迫される国にとって最も必要性の高い必須事項の一つである。今日、この点はイランに限ったことではない。大国の干渉による被害から免れたいと考える国は全て、まず国民に基づいた政治体制を構築する必要がある。次に、効率的で自給自足を達成した、国民主導の軍事力を持つ必要がある。しかし、彼らはこれを望んでいない」とコメントしました。
アメリカは対イラン制裁に失敗
一方、ハーメネイー師は学生らとの会合でも「アメリカが制裁を行使した目的は、イランを麻痺させその動きを阻むことだった。経済や国を麻痺させ、イランの動きを阻むために制裁を行使した。だが、その結果はどうなっただろうか?それは、わが国の自給自足への動きが加速したことだ。我々は慣れていた。イラン国民は長年、あらゆるものを輸入することに慣れていた。しかし今、彼らが課した制裁のおかげで、我々はまずあらゆるものを自国で作り、生産することに馴染んだのである。制裁を受けて以来、我々は自国のニーズを自国で満たすことを考え始めた。つまり、制裁は我々に有利に作用し、アメリカはこの政策でも失敗したのだ。御覧の通り、これらはアメリカ側による相次ぐ失敗だ」と語りました。