ISISの犯罪行為の継続と、ISISとの対決の意志を固めるイラク
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ナジャフィー解説員 様々な報告により、イラクにおけるテロ組織ISISの犯罪行為の恐ろしい側面が伝えられています。これについて、国連は報告の中で、「この2年間で、ISISのメンバーにより1万8000人以上のイラク人が殺害された」としています。この問題について、IRIBナジャフィー解説員の報告です。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
1月 20, 2016 17:27 Asia/Tokyo
  • ISISの犯罪行為の継続と、ISISとの対決の意志を固めるイラク

ナジャフィー解説員 様々な報告により、イラクにおけるテロ組織ISISの犯罪行為の恐ろしい側面が伝えられています。これについて、国連は報告の中で、「この2年間で、ISISのメンバーにより1万8000人以上のイラク人が殺害された」としています。この問題について、IRIBナジャフィー解説員の報告です。

国連は、報告の中で「2014年1月1日から2015年10月31日までの間に、ISISのメンバーにより、少なくとも1万8802人のイラクの民間人が殺害され、3万6245人が負傷している」と発表しました。また、国連は「この3年間で、320万人のイラク人が住む家を失った」としています。さらに、「ヤジディ教徒の女性と子供が大半を占める3500人が、ISISの捕虜とされた後、奴隷として扱われている」と報告しています。国連の報告では、また、「イラクでは、民間人に対する暴力が依然として続いており、ISISは大規模で組織的な暴力、そして国際法規や人権に反する行動に手を染めている」と強調されています。

イラク西部・アンバール州の州議会も、「イラク西部の町ラマディには、ISISが仕掛けた20万発以上の爆弾や地雷が今なお処理されないまま残存している」と発表しました。ISISは、2014年の夏にイラクを攻撃し、同国の北部と西部の一部を占領しています。このことは、近年におけるイラクの治安面での最も重要な危機となりました。

この1年間で、イラクの政府軍と義勇軍が目覚しい勝利を収めているもかかわらず、北部の都市モスルをはじめとするイラクの一部の地域は、まだISISの占領下に置かれています。

ISISは、暴力の強化により、自分たちに対するイラクの人々の抵抗を妨害するため、イラク人の間に恐怖感を引き起こそうとしていますが、彼らはこの行動ではテロとの戦いというイラクの人々の意志を挫くことはできていません。

これについて、イラクのイスラム最高評議会のハキム議長は、テロ撲滅やテロリスト、タクフィール派を掃討するためにはイラクの全ての部族や階層の人々、そして各政党の団結と統一が必要であると強調しました。また、「地域、国際的な現状において、イラクの全ての政党や勢力は、互いを必要としている」と語っています。

こうした中、イラクのアバディ首相も、イラク国内で部族対立を引き起こそうとする陰謀が存在するとして警告を発しました。また、「イラク国民の団結に反して、部族対立を引き起こそうとする企みは失敗するだろう。また、イラク政府も、敢然と全力を尽くして、解放された州に陰謀や裏切り、ISISが戻ってくることを阻止している」と述べています。さらに、「イラクの政府軍と義勇軍を前にテロリストが連敗を重ねていることで、現在テロリストは部族対立という手段に訴えている」としました。アバディ首相はまた、「ISISに対しイラク軍が勝利を収めるたびに、ISISとその支持者たちはこの勝利を重要ではないものに見せようとしているが、これは成功しないだろう」と語っています。

こうした中、イラクの体制責任者はこの数日、同国のディヤーラ州でのテロリスト掃討作戦の2段階目が開始されたことを明らかにしました。イラクのニュースサイト・スメリヤニュースによりますと、ディヤーラ州議会のジュブリ議員は、この作戦にはイラクの政府軍のほか、イラクの複数の部族の戦士たち600名が参加していることを明らかにしています。