先月のイランの原油輸出が増加、米国の最大限の圧力政策はまたもや失敗
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米ワシントンDCにあるシンクタンク・FDD民主主義防衛財団が発表した新たな報告書によると、イランの石油輸出量は2025年10月に1日当たり200万バレルを超え、同年の最高水準に達しました。
(last modified 2025-11-10T05:15:57+00:00 )
11月 09, 2025 13:26 Asia/Tokyo
  • 先月のイランの原油輸出が増加、米国の最大限の圧力政策はまたもや失敗
    先月のイランの原油輸出が増加、米国の最大限の圧力政策はまたもや失敗

米ワシントンDCにあるシンクタンク・FDD民主主義防衛財団が発表した新たな報告書によると、イランの石油輸出量は2025年10月に1日当たり200万バレルを超え、同年の最高水準に達しました。

米国財務省が先月、特に先月9日付の50以上の個人、団体、タンカーを対象とした大規模な制裁措置を含む3つの制裁措置を発動したにもかかわらず、イランの原油輸出量は減少することなく、逆に増加傾向に転じています。政治アナリストによれば、これはアメリカによる最大限の圧力政策が依然として奏功していない現状を示しているとのことです。

【ParsToday国際】ファールス通信によりますと、FDD・民主主義防衛財団は、先月のイランの原油輸出量が約6680万バレルに達したと発表しました。これは日量215万バレルに相当し、その前月の9月と比較して増加しています。

この内訳は原油が総輸出量の89.8%(日量193万バレル)を占め、さらに燃料油約19万3000バレル、ガスコンデンセート約2万6000バレルとなっています。

FDDはまた、ヨーロッパ産銘柄・ブレント原油価格の5~10%割引により、輸出によるイランの先月の総収入は39億~42億ドルに達したと推計しています。

調査会社「タンカートラッカーズ(TankerTrackers)」によりますと、イラン産原油の主要な輸入国の第1位は依然として中国であり、次いでUAEアラブ首長国連邦が続いています。中国向け輸出量はイランからの総輸出量の90.6%を占め、残りはUAE、シンガポール、イエメンを経由して輸送されています。

 

 


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