イラン外務省報道官:「わが国に対するG7の対IAEA協力要請は干渉的」
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イラン外務省のバガーイー報道官が、「カナダで開かれたG7・先進7か国外相会議の最終声明に盛り込まれているイランに関する主張は根拠がなく無責任であり、否定されるべきものだ」と語りました。
(last modified 2025-11-15T10:12:04+00:00 )
11月 15, 2025 15:08 Asia/Tokyo
  • バガーイー・イラン外務省報道官;「わが国に対するG7の対IAEA協力要請は干渉的」
    バガーイー・イラン外務省報道官;「わが国に対するG7の対IAEA協力要請は干渉的」

イラン外務省のバガーイー報道官が、「カナダで開かれたG7・先進7か国外相会議の最終声明に盛り込まれているイランに関する主張は根拠がなく無責任であり、否定されるべきものだ」と語りました。

【ParsTodayイラン】エスマーイール・バガーイー報道官は、G7加盟国が、欧州3カ国・英独仏と米国がJCPOA(包括的共同行動計画、通称;対イラン核合意)紛争解決メカニズムを悪用し、既に破棄された国連安保理の対イラン決議復活という違法かつ不当な行為を承認するという無責任な立場表明を繰り返していることを、国際的な違法行為への支持とみなし、「G7のこの立場表明により欧州3カ国と米国の違法かつ不当な行為が不問になることはない」と強調しています。

また、去る6月のシオニスト政権イスラエルと米国による違法な対イラン軍事侵攻および、平和目的のイラン核施設に対する攻撃を想起し、「わが国に対するG7の対IAEA国際原子力機関協力要請は不当で干渉的である」として、「そもそも、現状をまねいたのは米国がJCPOAから違法かつ一方的に離脱し、イランを攻撃したことが主因である。欧州3カ国は、米国に追従し自らの役割を果たさなかった故に、JCPOA内の義務への重大な違反を犯したとともに、イランによる外交努力や取り組みを、公然と悪意を持って無視したことになる」と強調しました。

さらに、「パレスチナ問題に関するG7の立場は無責任であり、国家の自決権の尊重および大量虐殺の防止という国際的な義務に反するものだ」と述べています。

バガーイー報道官は最後に、ウクライナ紛争に関するG7の再三にわたる無責任な対イラン主張を否定するとともに、戦争反対および、関係当事者間の外交的交渉と対話を通じた紛争終結の必要性という、この問題に関するイランの原則的な立場を強調し、「イラン・イスラム共和国としてウクライナ紛争に一切干渉しない」と結びました。

 

 


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