イラン最高指導者がメッカ巡礼者にメッセージ;「地域の諸国や諸国民はもはや米軍基地の盾にはならない」
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イランイスラム革命最高指導者モジュタバー・ハーメネイー師が、サウジアラビアにあるイスラムの聖地・メッカへの巡礼シーズン到来に際してのメッセージにおいて「この『神は偉大なり』の武器を以て、イラン国民と抵抗戦線の召命に続き、イスラム共同体の使命は遂行されるだろう」と強調しました。
(last modified 2026-05-26T10:49:02+00:00 )
May 26, 2026 19:43 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者モジュタバー・ハーメネイー師
    イランイスラム革命最高指導者モジュタバー・ハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者モジュタバー・ハーメネイー師が、サウジアラビアにあるイスラムの聖地・メッカへの巡礼シーズン到来に際してのメッセージにおいて「この『神は偉大なり』の武器を以て、イラン国民と抵抗戦線の召命に続き、イスラム共同体の使命は遂行されるだろう」と強調しました。

【ParsTodayイラン】イラン最高指導者事務所の情報ウェブサイトによりますと、モジュタバー師はメッカ巡礼シーズンの到来に際してメッセージを発表し、「メッカ巡礼の神秘的な行為と祈りは、人類が全能の神に向かって進み、悪魔とその追随者の束縛から解放され、宗教的な義務の履行にたゆまず努力し、自己の内面的な欲望から解放され現世と来世での幸福になるための永遠のしるしである」と強調しています。また、偉大なイラン国民がこれらのしるし、特に1979年のイスラム革命の時代から革命の勝利、1980年代の聖なる防衛(対イラク戦争)の時代、押し付けられた第2次、第3次戦争、敵がイランを降伏させられなかったという結果、そして人々の聖なる使命の奇跡的な出来事に至るまでの「神は偉大なり」の武器に依拠していることを強調すると共に「今年は、多神教の否定という問題が二重に重要視されており、アメリカとシオニスト政権イスラエルに対する否定の深さと範囲は、メッカ巡礼における悪魔への投石の儀式にとどまらない。今後は『アメリカに死を』『イスラエルに死を』が、イスラム共同体および世界の被抑圧民、特に若者たちの共通のスローガンとなるだろう」と述べました。

イスラム共同体に対するモジュタバー師のメッセージは26日火曜午前、同師の代理代表兼イラン巡礼団の長であるナッヴァーブ師によって読み上げられ、その内容は以下の通りです;

慈悲深く慈愛あまねき神の御名において

神よ、我は貴方の呼びかけに応える。貴方には対偶となるもの存在せず、全ての賛美や祝福、全ての支配と力は貴方を発端とし、貴方に属する。

今年もメッカ巡礼の季節が到来し、イスラム共同体の巡礼者らは神への服従の境地に入り、『貴方の御前にある』と唱え、物質的で平凡な生活から神聖で至福の生活へと聖なる移行を実施した。それは全能の神への服従を中心とした一神教の生活であり、アッラーの神を崇拝しないことへの拒否、否定する生活である。しかし、この聖なる移行の機会は、今年の巡礼者や神の家・カアバ神殿への巡礼者だけのものではなく、イランや世界中のすべてのイスラム教徒の兄弟姉妹、過去にメッカ巡礼を行った者からまだメッカ巡礼ができていない者までの全ての人々に属するものである。

この聖なる移住・聖遷の条件は、神の記憶を常に身にまとう独自の服装を身に着けること(イフラーム)、真理の軸・カアバの周りを絶えず巡礼すること(タッワーフ)、2つの丘の間を往復すること(聖なる駆け足、サアイ)、あらゆる誘惑的な姿と策略を駆使する邪悪な悪魔に投石すること(ラミー)、注意と祈りを交えて立つこと、貧しい人々や困窮している人々に食物を施すこと、道を誤らせる欲望や願望を犠牲にし、内なる不純を取り除くこと、そしてあらゆる状況において、奉仕する準備を整え、真理を守る旗を掲げることである。

こうしてイラン国民は、イスラム革命の時代にこの聖遷の道を歩み始め、同革命の偉大なる創始者ホメイニー師の祈りに応え、支配に甘んじるという衣を脱ぎ捨て、現世と来世の幸福とされる独自の福・イフラームを身にまとい、神の御前にありますと述べながら、イスラムの預言者ムハンマドが教えとく純粋なイスラムの教えを軸として世界の光、普遍的な正義の光、そして偉大なる守護に自らを近づけようと試みたのである。神は最も偉大であり、神以外に神は存在せず、すべての賛美は神に捧げられるべきであり、神は我々をお導きくださる最も偉大なるお方であられる。

然り、神は偉大である。そして、この至高なる神という武器を以て、イスラム教徒のイラン国民は47年前に蜂起し、専制的で独裁的、かつ従属的なパフラヴィー旧王朝政権を打倒し、貪欲で覇権主義的なアメリカの手足を断ち切り、シオニズムの影響力を完全に排除した。

独裁者サッダーム・フセインによる旧バアス党政権下のイラクによるイラン侵攻後、情熱あふれる聖戦士および自己犠牲の精神を持つ若人らは、この「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」という武器を手に、8年にわたる壮大な聖なる防衛戦を戦い抜いた。東西のあらゆる勢力がバアス党政権を支援したにもかかわらず、彼らはサッダームをねじ伏せ、その後も経済封鎖、クーデター、残忍な制裁、そしてイランに対する敵による無数の政治的、宣伝的、経済的攻撃に対し、長年にわたって抵抗を続けたのである。

「神は偉大なり」というこの武器により、イランからレバノン、パレスチナ、イラク、シリア、アフリカやイエメンからアフガニスタンやパキスタン、そして世界のすべての自由な諸国に至るまで、イスラム共同体と抵抗戦線の聖戦士たる青年諸君との絆が強固なものとなった。それにより、この上品な絆が立ち上がり、シオニスト侵略者からイスラム共同体を守り、テロ組織ISISの計画を打ち砕き、2023年のパレスチナによる対シオニスト攻撃・アクサーの嵐を仕掛け、不安定なシオニスト政権イスラエルの息の根を止めることとなったのである。

然り、至高にして祝福されし神は、言葉では言い表せないほど偉大である。イランはこの『神は偉大なり』という武器に依拠し、2025年6月の第2次侵略戦争においてシオニスト政イスラエルを壊滅させ、侵略者たるアメリカに深刻な打撃を与え、イランを降伏させようとする敵の企みの阻止に成功したのである。

そして、偉大なるこの武器はイラン国民にそのような力と権力を与えた。それにより、聖なる預言者の後継者の末裔でもあった偉大なる先代最高指導者アリー・ハーメネイー師の殉教という痛ましい出来事の後、神は同師の地位を高められ、先代最高指導者ハーメネイー師は、今日の世界の悪党の手によって神聖な使命を受け、必要だったあらゆる分野に遍在し、その輝かしさにより世界を驚嘆させたのである。

誠に、全知全能の神は言葉では言い表せないほど偉大であられる。イスラム教徒たるイランの勇敢な戦士ら、並びに自己犠牲の精神を持つ武装勢力は、特に愛しきレバノンの抵抗戦線の聖戦士諸君と共に、この『神は偉大なり』の武器によって、最近の第3次戦争において重武装したアメリカ・シオニスト軍という2つのテロリスト軍にに対して目覚ましい勝利を収めた。万軍の主を頼りに、陸海空のミサイルと無人機を用いて、彼らは大悪魔アメリカとその訓練された獣であるシオニスト政権イスラエルを滅ぼし、神の道における聖戦士の勝利という真摯な神の約束を自らの目で確かめることとなったのである。

疑いなく、全能の神は言葉では言い表せないほど偉大であり、その兵士らはいかなる力よりも優れている。そして、この『神は偉大なり』の武器によって、イラン国民と抵抗戦線の使命に続き、イスラム共同体の使命が遂行され、メッカ巡礼における悪魔への投石という、多神教徒への嫌悪を示す儀式は、世界のあらゆる場所のイスラム教徒の個人生活、社会生活、政治生活の場に伝播するであろう。イスラム共同体と地域諸国は、新たな秩序と地域・世界の未来の構図を形作る多くの共通の能力と利益を有している。

私は心から、すべてのイスラム諸国と政府に対し、善良のための友好と協力を呼びかける次第である。そうすることで、我々は共にイスラム共同体の発展とイスラム世界の諸問題の解決に取り組めるものと思慮する。

この点において確かなことは、時の流れは逆戻りせず、地域諸国やその領土はもはや米軍基地の盾ではなくなるということである。アメリカはもはや、地域に悪の安全な避難所や軍事基地を設置する場所を持たなくなり、日増しに以前の地位から脱却しつつある。不安定で癌のようなシオニスト政権もまた、その不運な終焉の段階に近づいており、神の恵みによって、そして偉大な指導者かつ殉教者で先代最高指導者の断固とした先見の明のある言葉通り、神の御意志あらば、それから25年後にはもはや歴史にその名は残っていないだろう。

この方向性において、今年は多神教徒への嫌悪という問題の重要度が倍増し、アメリカとシオニスト政権イスラエルへの嫌悪の深さと範囲は、メッカ巡礼の時期における嫌悪表明の儀式をはるかに超えるものとなるだろう。イラン各地、そして世界各地において、この聖なる日々が終わ『アメリカに死を』『イスラエルに死を』は、イスラム共同体と世界の被抑圧者、特に若者らの共通のスローガンとなると思われる。

未来はイスラム共同体および新イスラム文明のものであり、我々一人ひとりが、それぞれの努力、能力、責任に応じて、この未来の実現と接近に貢献できる。今年のメッカ巡礼に参加するイラン人巡礼者・参加者は、最近の第3次イスラム戦争の勝利の物語を他のイスラム教徒の兄弟姉妹に伝え、明るい未来への希望を与える上で、効果的かつ重要な役割を果たしている。

親愛なる巡礼者諸兄に対しては、人類の救世主の再臨が早まるよう、そして神がその再臨を早めてくださるよう、祈っていただきたい。また、イスラム共同体の団結、パレスチナとアクサー・モスクの解放、イスラム教徒の大きな困難の解消、そして世界的な覇権主義に対する最終的な勝利達成のために祈り、且つ私のことも祈っていただきたいと希望する次第である。

アッラーの神よ、預言者ムハンマドとその一門を祝福し、巡礼者とイスラム共同体全体に慈愛と憐れみを注ぎ給え。彼らに受け入れられるメッカ巡礼の成功を与え、彼らの心を知識と洞察の光で照らし、イスラム共同体の改革、並びにイスラムの敵に対する最終的な勝利への道を歩む彼らの決意と意志を強め給え。

創造主なる神よ、我らの主であり信仰の師である、待ち望まれた救世主たるお隠れイマーム・マハディーに、最高の祝福とご挨拶を与え給え。神の祈りと平安がこの救世主と彼の清らかな祖先に降り注がれんことを。そして、我ら全員とイスラム民族を、この救世主の清らかで叶えられた祈りの中に含め給え。そして、貴方が約束されたように、彼の祝福された到来によって世界を照らし、飾り給え。あなたが約束なされた通り、我々がその約束が必ずや実現すると確信している。

神は、信仰を持ち、正しい行いをする者たちに、必ず彼らにもその地における継承権を与え、彼らの先祖たちに与えたように、また、神が彼らのために選んだ宗教を必ず確立し、彼らの恐れを必ず安全に変えてくださると約束された。

すべてのイスラム教徒の同胞諸君に平安あれ。そして、彼らに神の慈悲と祝福があらんことを祈ってやまない。

イスラム暦1447年ゼルハッジャ月

セイイェド・モジュタバー・ホセイニ―・ハーメネイー

 


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