イラン国家安全保障最高評議会書記、「テロが伸張する温床を壊滅すべき」
8月 28, 2016 18:19 Asia/Tokyo
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「さまざまな社会での、タクフィール主義のテロが伸張する温床を壊滅すべきだ」と強調しました。
シャムハーニー書記は27日土曜、訪問先のインド・ニューデリーからの出発前に、IRIB通信のインタビューを受け、「タクフィール主義のテロによる扇動行為は、イスラムの偽りの暴力的な姿を見せようとするためのものであり、一部の地域諸国は、テロ組織を支援して、イスラムの敵、特にシオニスト政権イスラエルの利益となるよう努めている」と語りました。
シャムハーニー書記はまた、現実のイスラムと粗暴なテロ組織の間には大きな違いがあるとして、「アルカイダ、ISIS、ヌスラ戦線などのテロ組織は、イスラムとは何の関係もない」と述べました。
さらに、イラクとシリアでの勝利は、テロ組織ISISを物理的に排除する要因だとして、「一部の地域諸国も、テロリストに対する武器支援や資金援助などの物理的支援をやめるべきだ」としました。
シャムハーニー書記は今回の二日間に渡るインド訪問と、インドの高官との協議に触れ、「エネルギー、共同投資におけるイランとインドの協力は拡大しており、両国はさまざまな分野での関係拡大にむけた、真剣な意志を持っている」と語りました。
シャムハーニー書記はインドの首相、国家安全保障担当顧問、政治関係者らと、二国間の問題、政治情勢、地域・国際安全保障について話し合いを行った後、テヘランに戻りました。