中東地域のテロの根源、占領と侵略戦争
「今日、中東地域で多くの犯罪を行っているISISという名のテロリストの根源は、地域で行われた侵略にある」
IRIBアミーンザーデ解説員
ローハーニー大統領は、27日土曜、1980年代のイランイラク戦争における聖なる防衛の時代の政治家らとテヘランで会談し、この事実を述べると共 に、「第一次、第二次世界大戦、ベトナム戦争、朝鮮戦争、これらの戦争は皆、その後の世界とその国々に影響を及ぼすものだった」と語りました。
また、戦争とも呼べる一部の侵略は、今日、世界で見られている混乱に影響を及ぼしたとし、「現在、我々の地域に広がり、世界の一部の国に影響を及ぼ している大規模なテロを見ると、その根源は侵略にある」と語りました。ローハーニー大統領は、イラクとアフガニスタンの戦争に触れ、「アルカイダが生まれ たのは、ソ連のアフガニスタン侵略によるものであり、その後のこの地域におけるテロの継続は、アメリカのアフガニスタン侵攻によるものだった」と語りまし た。さらに、「アフガニスタンとイラクの占領が存在せず、シリア戦争のような出来事の扇動が存在しなかったら、それでも我々は、これほど大規模なテロを目 にしていただろうか」としました。
ローハーニー大統領が提起した疑問の答えはたった一つであり、それは誰にでも分かることです。しかし、テロを利用し、目的を達成できると考える人々 は、事実から目をそらしています。彼らは、テロの理由を、自分たちのダブルスタンダード以外の他のことの中に見出そうとしています。一部の国は、自国の治 安確保を、他国に情勢不安を作り出すことの中に見出しています。このような考え方により、テロという悪しき現象が、人類全体の問題になっているのです。こ のような考え方は変えなければなりません。なぜなら、テロという脅威に対抗するには、問題の両側面、つまり、地域にテロが拡大し、ISISのようなグルー プが出現した原因と、テログループを出現させた外部の要因の2つに注目し、透明な意味のある措置を講じることが必要であるからです。
いずれにせよ、テロは現在、世界的な脅威になっており、過去100年の間、世界の平和と治安にとって最大の脅威となり、国境を超えて広がっていま す。テロは、西アジアだけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、その他の国をも脅かしています。こうした中、いまだに、自分たちの利益がISISやテロへの支援 の中にあると考える人々がいます。なぜ、ISISに加わる人がいるのか、その理由が明らかにされる必要があります。シリアやイラク以外から、ISISに加 わる人々は、別の場所で思想を育てられ、アメリカやサウジアラビアといった国の支援を受けています。このような分析が正しく行われれば、明らかに、世界に おける暴力や過激派との真剣な戦い、治安の確保を妨げる要因を知ることができるでしょう。
テロ対策に必要な事柄についてのローハーニー大統領の表明は、テロ対策を主張する一部の国にとって、我慢しがたい事実を物語っています。こうした 中、イランは、テロの犠牲国として、西側のダブルスタンダードに疑問を呈し、西側は、テロの問題によって2つの目的を追求しているとはっきりと指摘してい ます。
1981年8月30日、イランの当時のラジャーイー大統領とバーホナル首相が、首相府での爆弾テロによって殉教しました。イランではまもなく迎える この日を、“テロとの闘争の日”としています。一部の情報によれば、このテロを行ったグループは、アメリカと一部のヨーロッパ諸国の支援を受けており、そ の残党勢力は、アメリカの支援のもとで、イラクからアルバニアといった国々に移動しています。こうした中、アメリカはなおも、テロや過激派の拡大の原因に 関する事実が明らかになるのを妨げようとしています。このように見ると、再びイラン大統領が提起した疑問に戻ります。テロはどのようにして、世界の脅威となったので しょうか?そしてテロに関する西側のダブルスタンダードの裏で、どのような目的が追求されているのでしょうか?