イランの観光の魅力
ゴワーテル湾湿地帯
国際的な湿地帯、ゴワーテル湾湿地帯は、イラン南東部のオマーン海の沿岸の、パキスタンとの国境付近にあります。
ゴワーテル湾湿地帯は、付近の長さ60キロのバーフーカラート川や湾を含む一連の生態系の中にあり、面積は7万5千ヘクタールで、1999年にラムサール条約に基づく国際的な湿地帯として登録されました。この湿地帯は、イラン南東部スィースターン・バルーチェスターン州の港湾都市チャーバハールから85キロの地点にあります。
ゴワーテル湾湿地帯はマングローブの森、そして水鳥の存在という点で、特別な重要性を有しています。バーフーカラート川沿いには、さまざまな植生が見られ、これは洪水や台風による破壊的な影響を防ぐために、重要な役割を担っています。この川の沿岸には、インドボダイジュ、アラビアガムなどの樹木があります。
季節によって多くの雨が降ることは、オマーン海やペルシャ湾周辺の気候的な特徴のひとつです。バーフーカラート川流域のサルバーズ川は、ビーラク山のピーシーン・ダムを水源としています。しかし、ピーシーン・ダムより下流は、バーフーカラート川として知られています。サルバーズ川の付近の光景は河川の沿岸と多くの湿原によって作られており、この景色は降雨量の多い年と少ない年で、変化のあるものになっています。
この湿地帯の周囲は葦やガマなどの植物が覆っています。河口付近にはマングローブの森があり、その広さは、200ヘクタール以上の面積だと言われています。
特筆に価するのは、川から遠ざかるにつれて、植物が少なくなることです。湿地帯周辺には、葦やガマのほか、ナツメ、キョクチクトウ、カロトロピス類、プロソピス類、トウゴマの植生が見られます。
この湿地帯の周辺に生息する鳥類は、これまでに40種が確認されており、13種が在来種、それ以外が渡り鳥となっています。これらの鳥類には、ダイシャクシギ、オオソリハシシギ、アルデオラ、ミサゴ、セーカーハヤブサ、ノガン、インドハッカ、メジロサシバなどが挙げられます。
また、沿岸部には、多くのウミガメが産卵のために来ることから、タイマイなどのウミガメの保護区として登録されています。