アメリカ・ホワイトハウス報道官、「イランのS300は防衛目的」
8月 31, 2016 16:03 Asia/Tokyo
アメリカ・ホワイトハウスのアーネスト報道官が、イランがロシアから購入したミサイルシステムは防衛目的だと認めました。
IRIB通信によりますと、アーネスト報道官は、ローズ安全保障問題担当大統領副補佐官との共同記者会見で、「イランがロシアから購入したS300ミサイルシステムについて、アメリカは不満だが、防衛目的のものだ」と語りました。
ローズ副補佐官も、この記者会見で、イランへのS300の配備は、国連安保理決議への違反ではないとしました。
イランとロシアによる、8億ドル規模のS300引渡し契約は、2007年に締結されました。
2010年中ごろの国連安保理の対イラン制裁により、この契約の履行は延期されていました。
イランと6カ国の核合意と、西側によるイランに対する経済制裁の解除の取り決めにより、ロシアのプーチン大統領は今年4月、S300ミサイルシステムの引渡し制限を解除しました。
S300ミサイルシステムは、産業機関や政府機関、軍事拠点や司令部などを、敵の空爆から守るために利用されます。
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