イラン外務省報道官、「サウジ外相の発言は極めて退屈」
9月 03, 2016 16:16 Asia/Tokyo
イラン外務省のガーセミー報道官が、「地域におけるイランの建設的な役割に対する、サウジアラビアの政府関係者、特にジュベイル外務大臣による根拠のない主張や疑惑は、この上なく退屈な繰り返しのものだ」と語りました。
IRIB通信が2日金曜、報じたところによりますと、ガーセミー報道官はSNS上に公開した声明において、「シリアにイランの顧問が駐在し、テロ組織の暴力にさらされている一部のイスラム諸国の罪なき人々を精神的、政治的に支援していることは、地域や世界の安定と安全を維持することが目的である。全ての地域諸国がプラスのアプローチや建設的な措置により、平穏と安全の回復、そして民間人がこれ以上殺害されるのを阻止するのに努力することが期待される」と述べています。
また、「地域や世界において、不当で非建設的なアプローチを変えるべき国はサウジだと考えられる。同国は防衛手段を持たないイエメンの女性や子供に対する軍事攻撃をやめるとともに、特にシリアを初めとする地域諸国でのテロ組織への支援や、原則に外れた措置をやめて、協力に切り替えるべきだ」としました。
さらに、「イランにとって、地域の安全、テロの撲滅、各国の領土保全、イスラム世界の団結、平和と安定、イスラム世界の共通の敵による脅迫を阻止することこそが、最優先事項だ」と語っています。
サウジアラビアのジュベイル外務大臣は、イランが政策を変えて国際社会の一員となり、国際社会と良好な関係を持つべきだと主張しています。
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