最高指導者、メナーの惨事の殉教者の遺族と会談
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「メナーの惨事でサウジアラビアの統治者に責任がないのであれば、イスラムの国際事実調査団が、実際に間近から問題を調査し、明らかにするのを許すべきだ」と語りました。
ハーメネイー師は、7日水曜、メナーとマスジェドルハラームで殉教した人々の遺族と会談し、これらの出来事でのサウジアラビア政府の管理不足は、聖地の管理における彼らの能力のなさを改めて証明するものだとしました。
昨年9月の犠牲祭の日、メッカ巡礼儀式のさなか、メナーの地で、イラン人464人を含む数千人の巡礼者が、サウジアラビア当局の管理不足により、命を落としました。
ハーメネイー師は、およそ7000人の神の家の巡礼者が、メナーの惨事で殉教したことに触れ、なぜ各国や政府は、このような重大な出来事に対して反応を示さなかったのかと批判しました。
また、各国の政府や宗教指導者・ウラマー、イスラム世界の有識者や政治活動家らが、罪のない巡礼者7000人の殉教に対して沈黙したのは、イスラム共同体の大きな災難だとし、「メナーの痛ましい出来事などの問題に注目しないことは、イスラム世界の真の悲劇だ」と述べました。
さらに、サウジアラビアの統治者が謝罪を行っていないことは、彼らの最大限の厚かましさだとし、「たとえ意図的なものでなかったとしても、ひとつの統治・政治体制にとって、これほどの無力さ、管理不足は罪と見なされる」と強調しました。
ハーメネイー師は、メナーの惨事の別の側面は、人権を主張する者たちの完全な沈黙にあるとし、一部の国での裁判所の判決執行に対する、人権擁護を主張する機関の政治的、プロパガンダ的な騒動に触れ、「一国の政府が、義務の遂行を怠り、罪のない7000人の死を招いたことに対して沈黙することは、世界の人権擁護の主張者の偽りのアイデンティティを明らかにした。国際機関に対して希望を抱く人々は、この苦い事実から学ぶべきだ」と述べました。
また、事実調査団の結成は、イスラム諸国や人権擁護の主張者にとっての義務であるとし、「メナーの惨事から1年が経過する中、これまでの会見やインタビュー、資料から、多くの事実が明らかになるだろう」と述べました。
ハーメネイー師は、サウジアラビアの支持者も、メナーの惨事において、この政権の共犯者であるとし、「恥を知らないサウジアラビアの政権は、アメリカの同調により、イスラム教徒に敵対し、イエメン、シリア、イラク、バーレーンで人々を殺害している。そのため、アメリカをはじめとするサウジアラビアの支持者たちは、サウジアラビアの犯罪の加担者だ」と述べました。