イスラム革命記念日、国民が大規模な行進
(last modified Thu, 11 Feb 2016 12:55:15 GMT )
2月 11, 2016 21:55 Asia/Tokyo
  • イスラム革命記念日、国民が大規模な行進

イラン人数百万人が、イラン全国で、イスラム革命勝利記念日の行進に参加しました。

11日木曜は、イラン暦バハマン月22日にあたり、37回目のイランイスラム革命勝利記念日です。

イランイスラム革命は1979年2月11日、ホメイニー師を指導者とし、パフラヴィー政権に対して勝利しました。

この行進は11日朝、イラン全国で、テヘランをはじめとする1000以上の都市、4000以上の村で行われました。

人々はイランイスラム共和国の創始者ホメイニー師と最高指導者ハーメネイー師、イスラム革命やイランイラク戦争の殉教者の写真を手に持ち、独立、自由、イスラム共和制のスローガンを声をひとつにして叫びました。

行進に参加した人々は、「アメリカに死を」、「イスラエルに死を」、「サウード政権に死を」というスローガンを掲げ、最高指導者ハーメネイー師への支持を表すことで、イスラム革命とホメイニー師の崇高な理念に再度忠誠を誓いました。

ドイツ、フランス、スペイン、ベルギー、クロアチア、オランダなどのヨーロッパやアフリカ、アジア、アメリカの要人、学界や政界の関係者など、世界28カ国から450人以上がテヘランの行進に特別来賓として出席しました。

行進の参加者は最終決議で、防衛力、とくにイランのミサイル能力は話し合いの余地のない問題だとし、覇権主義大国に対して、「イランを脅迫し弱体化させようとするなら、イラン国民は治安部隊の協力を得て敵に対して断固たる回答を示すだろう」と警告しました。

この決議では、イランの核協議団の努力が評価されるとともに、イランの政府と国家安全保障最高評議会に対して、戦略的な約束違反が行われた場合、真剣かつ断固とした対抗措置をとるよう求められています。

ローハーニー大統領も、革命記念日の行進の式典で、大勢の市民を前に、「イスラム革命を安定させる37年間は終わり、国家の偉大さを伴う発展の時代が到来した」とし、「我々は誇りにあふれ繁栄したイランを築くだろう」としました。

また、ロシア、中国、EU とイランの長期的な協力に向けた幅広い合意について触れ、「世界は現在、イラン国民への侮辱と制裁の時代は終わり、イラン国民に対して敬意ある言葉で話すべきであることを理解している」としました。

ローハーニー大統領は、イランの偉大な人々はどんな圧力、脅迫に対しても屈してこなかったし、これからもそうである。今日すべての大国はイラン国民の偉大さに頭をたれるべきであることを悟った」としました。

さらに、「イラン国民の2月26日の投票は、希望、法、自らの権利擁護、国づくりへの投票である」としました。

ローハーニー大統領は、また、「イランの人々は平和主義的な人々であり、彼らは地域や世界の安定、安全のために努力している」としました。

タグ