イランの政府関係者が、メナーの惨事に寄せてメッセージ
9月 12, 2016 19:38 Asia/Tokyo
イランの政府高官が、昨年のメッカ巡礼儀式で、巡礼者が将棋倒しになったメナーの惨事に関して、犠牲者や負傷者の権利を手にするまでこの事件を追究するよう強調しました。
昨年9月の犠牲祭で、サウジアラビアの管理不行き届きにより、メッカ巡礼者7000人以上が将棋倒しになり、死亡しました。
イランのラーリージャーニー国会議長は12日月曜、メナーの惨事から1周年に際してメッセージを寄せ、特に人権に関する国際機関に関して、メナーの惨事の真相究明委員会の結成を審議するよう求めました。
このメッセージでは、「メナーの惨事はメッカ巡礼儀式の運営におけるサウジアラビア当局の管理能力の欠如を表している」と強調されています。
ラーリージャーニー国会議長はこのメッセージの中で、「イエメン侵攻であれ、地域における過激派テロリストへの支持であれ、シオニスト政権イスラエルへとの関係であれ、サウジアラビア政府の若い野心家の誤った政策は、サウジアラビアの管理不行き届きの明らかな表れだ」としました。
イランのザリーフ外務大臣も11日日曜、メッセージを寄せ、「イラン外務省は、犠牲者、負傷者、遺族の当然の権利を実現するため、この問題を追究する」と述べました。
さらに、「イラン政府は常に国外でのイラン人の命、名誉、財産を守る責任があると考えてきたし、これからもそうである」と述べました。
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