イラン原子力庁長官とEU上級代表が会談
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イランのサーレヒー原子力庁長官とEUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表が、ベルギーのブリュッセルで会談しました。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
9月 15, 2016 19:15 Asia/Tokyo
  • イラン原子力庁長官とEU上級代表が会談

イランのサーレヒー原子力庁長官とEUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表が、ベルギーのブリュッセルで会談しました。

IRIB通信によりますと、サーレヒー長官とモゲリーニ上級代表は、15日木曜、ブリュッセルで、核合意の実施の流れ、これに関する問題について話し合いを行いました。

この中で両者は、アメリカの対イラン制裁のために核合意実施後も続いている金融問題について協議しました。

サーレヒー長官は14日水曜、欧州委員会の気候行動・エネルギー担当委員及びベルギーの外務大臣とも会談しました。

サーレーヒー長官はカニェテ気候行動・エネルギー担当委員との会談後、「ヨーロッパ各国は、核合意の枠内でのイランとの核協力に関する良好な提案を提示している」と述べました。

サーレヒー長官はさらに、イランとヨーロッパの科学技術協力に向けた肯定的な歩みについて触れ、「まもなく、ITER(イーター)・国際熱核融合実験炉計画へのイランの加盟が正式に発表される」と述べました。

ITER計画にはヨーロッパ27カ国、アメリカ、中国、インド、韓国、日本が参加しています。

サーレヒー長官は、ヨーロッパが核融合実験施に関する計画(JET:欧州トーラス共同研究施設)へのイランの参加を歓迎していることを明らかにし、「ヨーロッパは科学的な分野での提案をイランに提示しており、イランの核研究計画への資金面での支援に向けた用意を表明している」と述べました。

サーレヒー長官は、EUの気候行動・エネルギー担当委員とベルギー政府の招待を受け、12日月曜、EU本部のあるブリュッセルを訪問しました。