イラン大統領が、「核合意は対立解消の象徴」
9月 21, 2016 17:56 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、イギリスのメイ首相と会談し、核合意を大きな変化、対立解消の象徴、イランと世界の国々の協力の基盤だとしました。
ローハーニー大統領は、ニューヨーク現地時間の20日火曜、国連総会の会議の傍らでメイ首相と会談し、「イランは完全に自らの取り決めを実行している。相手側が取り決めを守れば、イランも取り決めを守る」と語りました。
さらに、「イランは核合意の取り決めの枠内で、肯定的な経済的雰囲気を利用する」とし、「金融、保険の分野での一部の技術的問題が解決されるまで、相手側の取り決めは履行されていない(ことになる)。ヨーロッパの政府はイランとの協力に関して大手銀行の不安を解消すべきだ」と語りました。
また、ここ数年のイランとイギリスの関係の改善と拡大に満足の意を表し、「共通の利益の枠内で互いを尊重し、協力を行うことで、歴史的にマイナスの認識を乗り越えることができる」としました。
ローハーニー大統領はさらに、緊迫した中東地域の問題について触れ、「地域問題は複雑であり、政治的な解決以外にそれらを解決する道はない」と強調し、「イランはシリアやイラク、イエメンの安定のため、EU、イギリス、地域諸国と協力を行う用意がある」としました。
一方のイギリスのメイ首相も、ここ数年の政治、経済分野でのイランとイギリスの関係拡大に満足の意を表し、全ての分野での二者関係のレベルの向上を支持しました。
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